親が突然様子がおかしかった時、救急車を呼んだ。

二次救急病院に指定されている、個人クリニックに搬送された。(入院病棟ありのため)

 

が、救急車で行ったのに医者は診察中とかで全然診てくれない。

あげくには廊下の奥にストレッチャーのまま待たされ、他の患者たちの待合室から視線がこちらに沢山・・・見るなよ。

こっちは救急で搬入されてるんだけど・・・むかっ

 

その後やっと血圧測定と検温程度に看護師がやってきた。

救急車到着から、既に40分以上待たされている。

やっと医者が診てくれたが診察と言えるものではなく、

『様子をみるために数日入院しましょうか』と言うものだった。

個室と相部屋とあるが、どちらが良いかと聞かれ『個室でお願いします!』と家族全員で即答。付き添えるからだ。

 

その後、入院病棟へ移動。

ナースステーションの真ん前の病室で、古いその病院では個人情報保護なんて言葉はなく、たった今、病棟に入った我々家族の噂話を大声でしていた。

 

『個室に入るのが当たり前のような言い方だったよね』

『なに、あの態度。何様なんだろうね』などなど、ぜ~~~んぶ聴こえている。

病室のドアを開けたまま看護師が戻っていったから、ナースステーションの会話は筒抜けである。

 

杏桃太は黙って聞いていた。親はぐったりと横になっている。ここで杏桃太がキレてはいけない・・・と自分に言い聞かせた。

 

そこに点滴の残量チェックに若い看護師が入ってきた。

ベッド周りはカーテンでぐるりと囲まれていたので、杏桃太が居ると思っていなかったようで、物凄く驚いていた。

 

そして挨拶をしてソソクサと、そのナースステーションへ戻り、家族がカーテンの向こうに座っていたと報告したようであった。しばし沈黙あり。

 

すると古株で大柄な物言いをしていた2人の看護師は『別に聞かれても良いけど。本当のことだもん』

『そうだよ、何か言われたらこの病院を辞めれば良いだけじゃん』などと言っていた。

低レベルな発想・・・きっと、君たち仕事出来ない人だね、と思った。

 

その後も、点滴が漏れていて腕が腫れていたのを大分経過してから発見して『先生みてないから、半分入ったし、抜いちゃおうか』と言ったり、敬語を使えないようで馴れ馴れしい言葉遣いの看護師たちであった。

 

その後は何度か救急車を呼んだ事があるが、あそこの病院だけには運ばないよう、隊員に伝えた杏桃太一家である。

サイテーの看護師たちであった。