6月の終わりからずっとバタバタしていました
今日はそんな話しなんですが
少し長くなります🙇
長男が7月一杯で仕事を辞めました
そのことで病院に行ったり、市役所やハローワークにも行き
就労移行支援のための施設に見学に行ったりとなかなかハードな日々でした
息子は軽度の知的障がいがあります
つい先日まで一般企業で、障がい者枠で働いていました
今年の２月頃に、パートの女性の方につらく当たられてるということが
わかり、職場と家庭で色々と手を尽くしましたが
そのパートの女性の態度は変わらずでした
息子は強迫性障害のような症状が出てしまい、病院に行ってみた
ところ、やはり強迫性障害と診断されてしまいました
結局そんな中での仕事は無理だと判断をして退職しました
約１５年間の仕事の中ではいろんな事がありました
その度に悩んで、考えて、その時々で最善な方法をと思いやってきましたが
なんだか力尽きたような感じになってしまい、しばらくは家にいて休んで
いたんです
けれど本人が、仕事をしたいという気持があったので、市役所に相談に
行ってみました
でも、いきなりの一般就労は心配だったので、徐々に慌てずに心と身体を
ケアしながら進んでいくことに決め
就労移行支援という制度を受けてみることにしました
わたしも利用するのは初めてのことなので、右も左も分からないことばかり
でしたが、アチコチに電話をかけ、見学をさせてもらうことにしたんです
その中で、息子が無理なく病気と向き合いながら行けるところがあれば
いいな、と考えていたところ
「ここならいいかもしれない」というところが見つかりました
就労継続支援B型事業所という所でお世話になることにしました
７月の終わりにはこの世の終わりのような顔をしていたけれど
２カ月たって、顔色も明るくなり少し安心しています
その事業所では黙々と手作業だったり、外での仕事や老人ホームの
仕事もあって、今の息子にとって何も余計なことは考えなくていい
自分の仕事を淡々とこなしていくことが、何より精神的に良いようで
毎日通うことができています
友達は、「労基署に行った方がいいんじゃないか」と、怒っていました
もちろんわたしだって、「この理不尽さは悔しい」そう想いました
いくらきれい事を言ったって、いつも弱い者が悲しい想いをする
そんな考えに押しつぶされそうでした
でも、息子の行動で、気づいたことがあるんです
8月の半ばに働いていた職場に親子3人で最後の挨拶に行きました
息子は車の中では何も喋らずに緊張していたようで、本心ではきっと
行きたくなかったと思います
でも、お世話になったパートの方や、上司の方に
「お世話になりました」と、言えたことは、これからの未来にもつながる
大切な経験ができたのではないか
そんな風に想いました
何も、誰も責めることなく今の自分を受け入れて、がんばろうとする
息子を見たときに
心の中にあったわたしの気持ちは違うと気づきました
もちろん大きな声を出すこと、それはおかしいんじゃないかと言うことも
できました
でも、いくら怒りをぶつけても、その思いは消えずそれをずっと抱えて
生きることになります
それはもっといやでした
そんなことをしたらイヤなことがある度にどこかへ訴えに行かなくちゃ
ならないし
相手が悪いと人を責めてしまったら、そこで考えが止まってしまい
いつまでもイヤなことが頭の中をぐるぐるして抜け出せなくなります
息子にはそんな想いはさせたくなかったんです
相手を責めることはせずに
「自分をメンテナンスすることに時間をかけようね」と声をかけました
今までは時間というものを、自分じゃない何かのために使っていたけれど
いつもの自分を取り戻すための時間として使ってほしかったから
自分のことだけを考える時間の大切さを、今すごく感じています
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