わたしが小学生の頃、友達の家の
おじいちゃんはとても頑固者で近所でも有名な人でした
遊びに行くときは必ずおじいちゃんが
いるかどうか友達に確認するほど恐かった〰️😵
酒屋さんをやっていましたが自分が
気に入らないお客にはすごい口の利き
方をしているのを聞いたとき
子どもながらにハラハラしたのを覚えています
おじいちゃんの奥さんおばあちゃんは
とても優しくておじいちゃんの横暴ぶ
りにも何も言わずに「ハイハイ」と
聞いているそんな人でした
でも、おじいちゃんは病気になりだいぶ変わりました
それでも相変わらず威張っていて思うようにならないと
怒って、かんしゃくを起こし家族を困らせていたようです
ある日とうとう堪忍袋の緒が切れた
おばあちゃんが、おじいちゃんに
対して今までの怒りをぶつけたんです
今思えば、もはや恨みだったとしか思えません
わたしは友達とお店の外で話しをしていたときにその場面と
遭遇してしまいその場で固まってしまいました
おばあちゃん
「私はおじいちゃんの面倒はこれ以上見ないし家を出る!」
おじいちゃん
「なんだと!誰に食べさせてもらってるんだ!」
おばあちゃん
「誰に料理してもらって食べさせてもらってるんだ!」と言い返し
いつもいつも理不尽に威張ってふざけるな!
やさしいおばあちゃんは鬼の形相です
おばあちゃんの思いがけない反撃を食らったおじいちゃんは
口をパクパクさせているだけでした
年齢を重ねるにつれて頑固さゆえに
「こうでなくてはいけない」を
変えることができなくて、ますます手のつけられない頑固者という
レッテルを貼られたおじいちゃんですが
おじいちゃんも分かっていたんです
自分を受け入れてくれるのは
おばあちゃんだけだと
ただ素直になれなかった
自分の唯一の味方だと思っていたおばあちゃんが形相が変わるほどの
怒りをぶつけてきたことにショックを受けたことは間違いありません
ただおじいちゃんはおばあちゃんに甘えていたんです
お母さんを困らせていた子どものように
そこに気がついたおじいちゃんはそれからはおばあちゃんに
対して優しくなったそうです
あくまでもおばあちゃんに対してだけだったようですが🤭
そんな話しをおじいちゃんの孫、友達と50年ぶりに話しました
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