こんにちは、今井久美子です。

昨日は、嬉しい奇跡とも言えるニュースがありましたね。

ここでお伝えするのも今更な感じはありますが、

行方が分からなくなっていた、2歳になったばかりの藤本理稀ちゃんが、68時間ぶりに無事発見、保護されました。

脱水症状やダニに刺されたあとはあるものの、概ね元気で、医師も驚くほどの生命力ということです。

おそらく日本中の方々が、無事に見つかった安堵と感動を覚えたのではないでしょうか。


そのことも大きな感動でしたが、

さらに理稀ちゃんを発見者した捜索ボランティアの方があまりにも凄くて、

あちこちで報道されていますね。

尾畠春夫さん(78歳)。

私の受けた印象は、笑顔が素敵で涙もろく、愛と生命力に満ちあふれる人です。

気力・体力・実行力の持ち主ですね。

尾畠さんは、40年間続けた魚屋さんを65歳で辞めて、

今までお世話になった皆さんからもらったご恩を、

社会にお返しさせてもらおうと、

全国各地でボランティア活動をされています。

若いボランティアの方から「師匠」と呼ばれるほど、

各地でボランティア実績を残されています。

ほかにも、

毎日8kmのランニングをしているとか、

74歳の時、徒歩で日本列島縦断したとか、

話題に事欠かない人物です。


テレビのインタビューを受けている尾畠さんをみていたら、

ボランティアをする心構えや、生き方について、

良い事をいろいろおっしゃるので、

つい、書き留めておきたくなりました。

(尾畠さんがおっしゃったまま書き留めました。わかりにくかったらごめんなさい)

○まず自分の命を守ること。それからボランティアをさせていただく。

○自己完結、自己責任。

○(国民年金暮らしだけど)お金はいるだけあったらいい。余分はいらない。

○ボランティアする人は、現地でものを求めてははいけない。対価物品を求めない。
(尾畠さんはいつも、食事持参・車中泊)

○座右の銘は「朝は必ず来るよ」(どんな人にも平等に朝は来る。希望を捨てないで前へ前へ進もう)

○自分が正しいと思ったことをする。法律に反しない限り。

○被災地では、いくら暑くても「暖かいですね」という。

○被災地では、大変でしたねではなく「おケガはなかったですか?」

○かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め。


これらのことを尾畠さんは、

日々実践されていて、

当たり前のことのようにさらっとおっしゃいます。

ボランティアをさせていただくという態度、

ボランティア先では、ただただお手伝いすることに力を注ぐという態度、

とても謙虚なのです。

とても本気なことが伝わってきて、

ここにボランティアの真髄を見たというか、

久しぶりに「かっこいい人」に出会えた気がしました。



私がこの中で一番感銘を受けた言葉は、

「まず、自分の命を守ること」です。


やっぱり、一番は自分なのです。

助けたい相手ではなく、自分。


自分が自分の面倒をみられる。

自分のことは、自分で責任を持つ。

自分がどうしたいのか。

自分がどう感じているのか。

何を始める時もそれが大事。

何をするときにもまず自分から始まる。

人ではなく、まず自分をしっかり感じること。

これがブレない秘訣であり、

成功の秘訣でもあります。


もしも今、生きづらさを感じている人がいたら、

人がどう思っているかではなく、

自分はどうしたいのか、

どうなりたいのか、

「まず自分を感じること」をしてみてくださいね。


尾畠さんの話を聞いていて、

私が思い出したのは、

マザーテレサ。


お二人とも誠の愛の人ですね。


すっかり話題の人となった尾畠さんですが、

これから先はまた、

ボランティアに集中していただけるよう

静かにお見守りしたいですね。


今ここ幸せ、ご縁に感謝。