* 甘夏の砂糖漬け


甘夏からの
誰も買ってくれないんだよ―
食べてくれぇ ひらめき という訴え

幻聴が聞こえた
あなたの願いはわたしが叶えてし
んぜよう
酸味の緩和に、少―しお砂糖をふ
りかけて一晩漬けました

甘夏のほろ苦さがヤミツキや 看板持ち
さっぱり食感の夏みかんでビタミ
ン補給しました


風が強い日は

髪がメドゥーサになるから

恥ずかしいやらうっとうしいやら

もうこの際、バッサリ短くしてし

まおうか 看板持ち