リストクラッチ・エクスプロイダー -179ページ目

映画:マイケル・ジャクソン THIS IS IT

リストクラッチ・エクスプロイダー-TS3E158600010001.jpg

ぐっときた。

エンドロールが終わり、どこからともなく観客から拍手が湧き起こったのだ。

これまでも良い映画ではそういうことがあった。

ただ、今回それはとても沢山で、結構長かった。

私も、もちろん賛同した。

ライブで送るように一生懸命に響かせて。

もう彼には届かないが。


1曲目の『スタート・サムシング』から思わず体が反応してしまう。映画館でなければ踊りたかった。

この曲はライブスタートの曲としてツアーでも良く使われていた。

ここでのマイケルは痩せてはいるが、動きはとても50歳には見えない。

ピタ、ピタッとリズムを合わせる。

この場所に指を置いて、と言ったら、そこに100発100中で置くぐらい寸分の違いも無く。

バンドメンバーにも厳しくリズムを合わせさせる。 

全ての音もリズムもマイケルが把握している。オリジナルの音に合わさせる。

いや、それはマイケルの記憶に合わせるだけなのかもしれない。

だが踊り続けるマイケルにとっては体内のリズム、音と合わないのは致命的なのだろう。

『JAM』も同様。
 
あれだけ激しいダンスをダンサーとシンクロさせながら、ある瞬間ピタッとストップさせる。

心臓への負担を考えれば、危険この上ない。彼が30代の頃と同じ演出を使う。

映像ではリハーサルだから当然100パーセントの力ではやらない。

だが、後半にはいつの間にかフルに近い長さをやったりしている。


『ヒューマン・ネイチャー』はバラードの中でも、とても好きな曲だ。流麗で繊細な表現が素晴らしい。

ここでの声を聴いていてもマイケルが衰えているとは感じない。


『スムーズ・クリミナル』は映画「ムーンウォーカー」でも有名な曲だ。

東方神起が3rdアルバムのオープニングに使った『TRICK』に一部引用されていると思われる部分がある(それを知ったとき凄く嬉しかった!)。

今回用に新しく映像を準備していた。ここの特殊効果は秀逸だが、見る人の楽しみの為にしゃべらないでおく。


『ザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール』はグラミー賞でもパフォーマンスした曲。

この曲は静から動へ移行する曲で、動に移行する瞬間がとってもかっこいい。マイケルはしきりにタイミング、間を気にしていた。


『キャント・ストップ・ラヴィング・ユー』で組むのはアジア人。

この女性も含めギタリストも女性だが、女性と絡むマイケルは異様に楽しそう。当たり前かもしれないが、これほどまでに無邪気に彼が楽しそうにしているのが、とても微笑ましく思える。

あまりに盛り上がってついにフルで歌ってしまう。

「ウオームアップしてるんだから」とマイケルは怒るが、あれだけ良い雰囲気を見せられたら止めにくい。


『スリラー』も今回用にMVを用意していた。但しマイケルは参加してないように見える。これもどこからマイケルが飛び出すかは実際見てほしい。 


『今夜はビート・イット』『ブラック・オア・ホワイト』でも女性ギタリストと絡む。とにかく技術的には厳しいマイケルだが、アドバイスはとてもあたたかい。


『マン・イン・ザ・ミラー』もとても好きな曲だ。優しさと力強さを兼ね備えた曲で、ここでも彼の若々しい声がよくわかる。

はっきり言ってこの公演を50回もこなせるようには見えない。とても卓越したスピードと元気さだが、これだけ凄いステージを続けたらツアー途中で倒れてしまうと思う。

しかし年齢が半分位のダンサーとシンクロし、30代の頃と変わらない高く美しい響きを聴かせるマイケルは、まだまだキングと呼ぶに相応しいエンターテイナーであったということは間違いない。

完全なるステージではないこの映画を見せることに、ジャネットは「マイケルは嫌がると思う」と言った。

しかしマイケルが完全を求める姿は、確実に観客に伝わったのではないだろうか。


映画が終わりロビーに出ると、親子連れやカップルが思い思いに看板やポスターの前で記念撮影していた。

これは記録映画というより、ライブだったのだろう。


あしたのジョー2は4:35

ノーカットでやるらしい!!!

どんとみすいっと!


…て4:35って早朝過ぎ!(笑)

出崎演出見られるぜぇ!!!

キネ旬全記録:松田優作

リストクラッチ・エクスプロイダー-TS3E15810001.JPG

もう20年も昔になっちゃうんですね。

俳優であり、根っからの映画ファンでもあった彼はキネ旬だけはよく読んでいたとか。

自分の映画の批評はものすごく気にしていたので、時にはその記事を書いた人の所へ行って問い詰めたり(笑)

真剣なんですよね、いつも優作さんは。他人からしたらそんなんほっとけ、と思うんですが。


「ブラックレイン」のあたりの密着記事とかほんとに面白い。

いかにマイケル・ダグラスやアンディ・ガルシア、リドリー・スコット監督に自分を認めさせていったか、また彼らがそれぞれ実に素晴らしい映画人で、優作さんを十分に受け止めてくれたか。


付属CDはまた改めて聞いてみます(* ̄ー ̄)