映画:1000年の山古志 再鑑賞 | リストクラッチ・エクスプロイダー

映画:1000年の山古志 再鑑賞

映画「1000年の山古志」

再度、観てきました。

約2年振り。

3.11を経験する前と後では違うかなと。


前半は被災の様子。

その瞬間、ある方は、いきなり2m体ごとすっ飛ばされ、家中がミシミシという音をたてて崩れてきた、とおっしゃってました。

現場のシーンでは家の形のない、瓦礫しかない土地。家や牛舎があった場所です。
本当に一瞬、だったのでしょう。

ヘリコプターに、次々と乗り込む人々。お年寄りは、自衛隊員におんぶされて避難してました。

119の電話での会話での混乱状況。

しばらくして村に帰った牛の飼い主は、牛舎で建物の下敷きになった牛達を見て、悲鳴をあげます。

当時の悲惨さは、人数や地域の広さは違えど、今回の震災と大きく変わらないという印象です。

原発や津波はない。

代わりにあるのは、"山が移動する"と言われる、大規模な土砂崩れ。また、それにより、川がせき止められ、氾濫することによる、集落全体の水没。

しかし、そこから数年。

「あれもやってください、これもやってください、ではいかん。ここでどうするか、自分達で決めないと。」

集落のリーダーは、新たな土地と自宅の建設計画を前に、決断を促します。補助金はもちろんあるでしょうが、自己負担もあります。今、ずるずるいくと、次の復興のチャンスはいつになるかわからない。

悲惨な景色に涙する中、残った人、物(祭りの太鼓や自然、流された墓など)を見ながら、山古志の人々は前に進むのです。

墓などは、遺骨をみんなでかき集めてました。土砂に流された遺骨なんて、どう判別するのだろう?と思いましたが、次々と骨壺に入れてました。

そして、笑顔が次第に戻り始めるのです。

1000年の山古志レビュー
http://ameblo.jp/sumoman/entry-10364926276.html

東日本大震災のドキュメンタリーも製作開始しているようですが、この映画、我々が観るよりも、被災者の皆さんに観て頂きたいなあ、と思います。

画面に出てくる人は、皆、60代、50代の方がほとんど。でも、凄く力強くなって行くのです。きっと、観た人に勇気を与えられるでしょう。

現在、何箇所かで、自主上映会が行われてます。しかし、数は少ないです。

もっと、沢山の場所で、沢山の方に観て頂きたい。