私たちは岡山に着き、最寄り駅から自宅までの間カートに乗ったスモーヌに話しかけながらとぼとぼと歩いて帰ったことを今でもよく覚えています。


「スモちゃん、不安だよね。もう着くよ!ごめんね。」


お家に着いて、ケージの中のベッドに降ろしてあげるとかなり疲れた様子で、スモちゃんはすぐ眠りにつきました。


こうして、岡山での生活がスタート。


なかなかケージから出てこないスモーヌの緊張をどうにかほぐしてあげようと、なるべく声をかけたり、身体を触ってあげたりして過ごしました。

  

また、先住犬の雪(13才ダックス)は、毎日スモーヌに挨拶しにケージへ行きました。


何度も、何度も。


1時間に1回くらい…?


それ以外にも来客が来たり、家族が帰ったり、雪は何か変化があると必ずスモーヌの様子を見に行きました。


でておいでよ


そう言っているように私には見えました。


トイレをするのも申し訳なさそうでした。


1週間くらいすると、だんだんと変化が見え始め、雪ちゃんの激励(笑)のおかげでスモちゃんはどんどん部屋の中の物色するように。


目が見えない中でクンクン嗅ぎ回り、

片脚を上げてシャーーーッ!とマーキング。


保護犬カフェではオムツ生活だったので、うちでもそうしました。


とにかく褒めて褒めて褒めちぎって育てたいと思っていたので、何かするたびに全力で褒めました。


「出て来れたね!」

「おしっこできたね!」

「ご飯食べれたね!」

「うんち出たね!」



いつも言っていたことは、


身体の部位を触りながら、


「右耳可愛い。左耳可愛い。おめめ可愛い。

お口かわいい。ぴろっと出た舌が可愛い。首可愛い。胸可愛い。左脚可愛い。右脚…」


尻尾までいったら、


「ぜーーんぶかわいい!」


と言っていました。





今思えば、これを日常的にしていたことは本当によかったなと思いました。


そのおかげか、2ヶ月後の2月にはスモちゃんの方から雪ちゃんにクンクン…!




くすぐったいのを我慢するような仕草をしても決して逃げない雪ちゃん。


ふたりの距離が縮んでいくのを見る度、ぽっと胸が温かくなり、


多頭飼いの幸せってこういうことなんだろうな…と感じました。


それと同時に


スモ…スモはこんなにいい子なのに、いったいどんな環境にいたの?


そんな疑問や心配が強くなりました。



゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚ 



スモちゃんのマーキング癖は激しくなり、ぴょんっ!と飛んでより高くおしっこを振りかけようとする姿に何度笑わせてもらったことか…


何か犬らしい遊びをしたいとおもちゃを使って遊びに誘うと…


両脚をピョンピョンさせながら「バウワウ!!」


スモちゃんの近くへおもちゃを持っていくと、お口で噛んでものすごい勢いで8の字に振り回し…!!笑


その周りを腰を低くして秒速で走り回る雪ちゃんと大きすぎる私の笑い声…


たまにしか出ないハイテンションが愛おしくて堪りませんでした。


体調は咳が頻繁に出てしまうことや半日以上寝ていることもありましたが、


食欲があったり、また夕方に元気に活動し始めたり…


そんなに深い心配はしていませんでした。


でも、もっともっと病院選びや、身体の変化など詳しくなっていればよかったなと思えてなりません。