大相撲10年半、ちゃんこ屋を苦節13年の
元力士の観点から大相撲を語ります!
第十八回目は「横綱」
語源的には、横綱だけが腰に締めることを
許されている白麻製の綱の名称に由来。
現行制度では横綱に降格はなく、現役引退に
よってのみその地位から降りる事になります
横綱になる力士はその地位にふさわしい
品格と抜群の力量を要求されます。
1750年以前くらいに「横綱」が制定されて
から2016年まで、横綱は71代横綱 鶴竜の
71名…長い年月でたった71人だけでござい
ます。
ずる成績か直近三場所で三十五勝が目明日
でしたが、優勝を一度もしないで横綱になり
部屋のトラブルで廃業した双羽黒の事件から
「二場所連続優勝のみ」と厳しくなりました
その後、貴乃花や日馬富士は二場所連続全勝
優勝、他の力士も二場所連続優勝で横綱に
なりました。
ちなみに二十回以上優勝すると「大横綱」
として一代年寄として本人のシコ名で親方に
なることができます。
最近では、少しづつ「優勝に準ずる」なんて
言葉が復活しつつあるものの…この高い
いや高過ぎるハードルを越えられそうで越え
られないので、なかなか横綱が誕生してい
ないのが現実です。
まさに横綱になるとは「神」の領域です。
またその地位を守り続けるというのは
「神」以上のものなのです。
今現在、その地位に一番近い力士が稀勢の里
と言われております。
と言います…いや違う「横網」?
はい横網(よこあみ)と言い紛らわしいと