大相撲を生活10年半、ちゃんこ屋を苦節13年

の元力士が語る。

第三回は「大銀杏マゲ」

力士になり憧れるのが関取(十両以上)に

なって大銀杏を結うこと。
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何故、大銀杏と言うかはテッペンのところ

がイチョウの葉に似ているからと言われて

います。
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大銀杏は、日本相撲協会専属の「床山」さん

が伝統を守り結っています。

チョンマゲと違い大銀杏は凄く技術がいる
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大銀杏は相撲甚句や初っ切りの力士は例外で

誰もが結ってもらえる訳ではありません…

結えずに辞める力士の方が圧倒的に多いです

が十両に上がってなくても結ってもらう機会

が一度あります。

それは、所属の相撲部屋を円満に辞める時に

「断髪式」として結ってもらい後援者に挟み

を入れてもらう時です。

私のマゲも恥ずかしながら店に飾ってあり

なんなら関取経験者より派手に飾っています

沢山の人にハサミを入れて頂きました。
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大銀杏でドラマがあるというと…

貴ノ花対高見山の取り組みで掬い投げを

打った貴ノ花のマゲが先に土俵に付き負けに

なったのは有名な話です。
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あとよくあるのがマゲをを掴んで引っ張って

反則負けになることです。

マゲを引っ張られると、不思議なんですが

ついて行って叩かれてしまうんです。

私も何度か「はたき込み」で負けた後に

花道を引き上げて来たら引っ張られていて

髪がビローンなんて事がよくありました。

相撲中は興奮していてなかなか気がつかない

ものなんですよ。なんならテクニックの一つ

と言っても過言ではないんです。
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大銀杏、チョンマゲをセットでやるつもり

でしたが長くなってしまい…

次回は、大銀杏ではなくチョンマゲについて

やりたいと思います。