大相撲を生活10年半、ちゃんこ屋を苦節13年
の元力士が語る。
力士になり憧れるのが関取(十両以上)に
なって大銀杏を結うこと。
がイチョウの葉に似ているからと言われて
います。
誰もが結ってもらえる訳ではありません…
結えずに辞める力士の方が圧倒的に多いです
が十両に上がってなくても結ってもらう機会
が一度あります。
それは、所属の相撲部屋を円満に辞める時に
「断髪式」として結ってもらい後援者に挟み
を入れてもらう時です。
私のマゲも恥ずかしながら店に飾ってあり
なんなら関取経験者より派手に飾っています
沢山の人にハサミを入れて頂きました。
貴ノ花対高見山の取り組みで掬い投げを
打った貴ノ花のマゲが先に土俵に付き負けに
なったのは有名な話です。
反則負けになることです。
マゲを引っ張られると、不思議なんですが
ついて行って叩かれてしまうんです。
私も何度か「はたき込み」で負けた後に
花道を引き上げて来たら引っ張られていて
髪がビローンなんて事がよくありました。
相撲中は興奮していてなかなか気がつかない
ものなんですよ。なんならテクニックの一つ
と言っても過言ではないんです。