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ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

大相撲取材歴20うん年!よっちゃんです!

  

 今年最初の大相撲(14日初日)は、見ごたえある場所になりそうです。

 

 大関霧島の横綱昇進なるか、久しぶりに出場を表明した横綱照ノ富士がどこまでたたかえるか、はたまた関脇琴の若の大関昇進の可能性は?大きな話題を集める〝天才〟大の里は幕内でどこまで通じるか?などなど、話題満載です。

 

 〝オレを忘れてもらったら困る〟と、秘かに闘志を燃やしている力士の顔も、次々に浮かんできます。

 

 ここでは下手な初場所展望観測はさておき、一つだけ希望を言うなら、いつにもまして見ごたえのある相撲をとってもらいたい、ということです。

 

 ご存じのように今年は元日から大変な年明けになってしまいました。石川県はじめ北陸地方を大きな地震、津波が襲い、大被害をもたらしています。ほとんどが焼けてしまった輪島の朝市付近の街並みはじめ、生活基盤が破壊されている映像には、胸が痛みます。

 被害の全容は今なお明らかになっておらず、広がりそうな気配です。

 

 初場所はこうした中で開かれます。

 

  北陸地方からは有望な力士がたくさん誕生し、いまも活躍しています。

 

  石川県でいえば、学生出身で初めて横綱になった輪島をはじめ、人気力士の遠藤、十両の輝、さらに先にあげた大の里も石川県出身です。 

 さらに、大関復帰をめざしている朝乃山は、隣りの富山県出身です。

 

  彼らもつらい思いを抱きながら、初場所では奮闘してくれるはずです。

 

 北陸地方は、とりわけ熱烈な相撲ファンの多い地域です。家を失い、あるいは住めなくなった人たちも、避難所や親せき宅などで、相撲を見る機会が増えてくるかもしれません。

 

 そういうときに、変化したり姑息な相撲を見せつけられたのでは、あまりにも寂しい。

 

 地元出身力士に限らず、全力士が最後まであきらめず、全力を挙げてたたかう姿をぜひ見せてもらいたい。

 

 それが、住民を励まし、生きていく力を生み出していく。力士にできる最大の支援ではないでしょうか。

 

 期待していますよ、みなさん。

 

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