このブログでも時折明かしていますが、自分は長年の阪神ファンです。つれあい、さらに息子も熱心なファンですが、最近応援するのが少々ゆううつです。
このところのすさまじい熱狂応援についていけなくなっているからです。
最近、球場観戦ではチケットが取れなくなっており、テレビ観戦が多いのですが、先日はセパ両リーグの交流戦のチケットが取れて、西武の本拠地で、ライオンズ戦を見てきました。
でもテレビと同じでした。ライオンズを上回る阪神ファンの大声援が、攻撃のあいだ中延々と、途切れなくずっと続き、あまりの大音響に、途中で帰りたくなりました。
野球を楽しみたい、好試合を見たい、たとえ相手チームでも素晴らしいプレーには拍手を送りたい。そんな事を考えていった自分の好みは全く通じませんでした。
太鼓、トランペットのすさまじい誘導に沿って、大きな声を上げる、攻撃中はとにかく、投げようが打とうが関係なく声を上げ続ける。中身などどうでもよく、とにかく勝てばいい。そんな応援が試合中ずっと続きました。
でも、あの途切れない大声援は果たして選手にとって、励みになっているのだろうか。冷静に対処できる選手ばかりだろうか。プレッシャーで、持ち味を発揮できなくなっていないだろうか。などなど考え込んでしまいました。
米大リーグの試合を見る人が最近増えているそうです。こうした熱狂的な応援とはまた違って、じっくり見れるからじゃないですか。
阪神にとって今年は、優勝も期待できるといわれています。それはそれでうれしいのですが、応援がますますエスカレートしていくのではないか。
ファンと言ってもグッズを掲げ、太鼓、ラッパに合わせて大声援を送る人ばかりではないのです。そんな光景を嫌って大リーグをめざすような選手が増えていかないか…。少々心配しています。