、
強い、御嶽海!
3日目、前日横綱を破って調子に乗る大栄翔(東前頭筆頭)と対戦。
立ち合い、左からまわし狙い。これは取れなかったものの慌てず、右からおっつけて揺さぶり、後ろからグイと突き落としました。
これで初日から3連勝。しかし浮かれた様子はありません。
新大関ともなると、肩に力が入って当然ですが、落ち着いて相手を見据え、動きに無駄がない。
。
前場所の3回目の優勝が、大きな自信になっているようです。同時に、大きな目標はまだこの先にあり、浮かれている場合ではないと思っているのかもしれません。
強さの秘密の一端に触れたような気がしました。初日のNHKのインタビューで語った、体づくりの探求です。
コロナ過の前から「ピラティス」という運動をやってきたと言います。
ドイツでリハビリのために開発されたもので、体の奥の筋肉をしなやかで丈夫な筋肉に鍛えていく効果もあるそうです。
御嶽海は、このピラティスを取り入れ、体幹やバランスを鍛え、持ち味の押し相撲に役立っていると語りました。
出げいこが制限されているなかで、そういう努力、工夫もやっていたのか。
日ごろから相撲理論、体づくりなどを探求している御嶽海らしい、と感心しました。
絶好調に見える御嶽海ですが、課題もあります。本人も自覚しているように、15日間の中で、しばし緊張感が途切れることです。上位力士を次々に破りながら、下位力士に連敗してしまうのは、これかもしれません。
さらに、相手が新大関となれば〝よし、やってやるぜ〟と、対戦力士の目の色が違ってきます。関脇、小結の時とは比べものにならない闘志むき出しで。
これからは、それに倍する闘志、稽古が求められてきます。
本人が一番承知していることでしょうが、長年相撲を見てきた者からも、一言。