5月場所が始まりました。一年で最もさわやかな季節ですが、先場所途中休場した横綱照ノ富士は、大栄翔(西小結)の攻めに踏ん張れず、いきなり黒星スタートとなりました。
大栄翔の突き押しは、幕内でもトップクラスの威力。先場所も照ノ富士はこの攻めに屈しており、大の苦手としています。
〝初日から大栄翔かよ〟と、苦虫をつぶした?かもしれませんが、初日に小結が挑んでくるのは、ま、大体決まっています。
敗れたこともさることながら、左腕を跳ね上げられながら押し込む大栄翔の攻めに、踏ん張る力が出てこなかったのは驚きでした。深刻です。
一年前の5月場所は、照ノ富士が大関に復帰した場所でした。序二段からの復活、しかもその場所に優勝を遂げるという快挙に、土俵が湧きました。
翌名古屋場所こそ、横綱白鵬の死に物狂いのたたかいで優勝には届かなかったものの、昨年は4回の優勝。名古屋場所のあとは、一人横綱として活躍してきました。
くたびれるわけです。
先場所、途中休場したことについて、照ノ富士は「楽になった。本当に久しぶりにリラックス、リフレッシュできた」と語りました。その言葉には、実感がこもってました。
しかし初日の相撲を見る限り、膝などの状態は必ずしも好転していないようです。
それでも、出場を決めた以上、弱音を吐く暇はないし、やるしかありません。
心身ともにリラックスしたという事が本物だったのかどうか。二日目から試されることになります。
先場所初優勝した若隆景は、北勝富士を寄り切り。若隆景と最後まで優勝を争った32歳高安は、大関2場所目の御嶽海の粘りの押し相撲に屈しました。