ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記 -142ページ目

ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

大相撲取材歴20うん年!よっちゃんです!

                         

 毎場所、注目している力士の一人が、幕内最年長の玉鷲(たまわし=東前頭3枚目)だ。

 幕内の連続出場記録第1位、毎日その記録を更新している。横綱照ノ富士にはめっぽう強く、夏場所までに3連勝中。

 6日目にはその注目カードが組まれた。

 

 5日目は大関貴景勝と対戦。立ち合い、踏み込んでいったがいなされて泳ぎ、後ろ向き。何とか立て直しにいったが間に合わず押し出された。

 

 この日は及ばなかったが、37歳の玉鷲は、12歳年下の大関より若々しい。

 

 まず取り口。ともに突き押し相撲で、貴景勝はこれ一本で大関まで駆け上がってきた。しかし最近は故障しがちで、その持ち味にもう一つ迫力がない。

 

 これに対して玉鷲の突き押しは逆に強くなっている。30歳を過ぎてから一段と迫力を増してきた。

 今場所も初日、2日目の関脇戦で突き押しで挑み、大栄翔も若隆景もこれをはね返すことができなかった。

 

 体の張りがすごい。パンパンに張っており、思わず見入ってしまう。

 

 「なんでもおいしくてバンバン食べてしまう」といい、名古屋入りしてから「食事と稽古に集中してきた」そうだ。

 

 部屋は幕下力士一人と序二段力士二人と小規模だが、2人がかりで攻めさせるなど稽古でも工夫をかさねているという。

 

 一方の貴景勝は、普段から食事や飲み物に気を使っていることよく知られている。しかしもう少し体を絞らないと、動きにも影響していくのではないか。現に最近はけが、故障が続き、休場も多くなってきた。

 

 気持ちのあり方もかなり違うと思う。

 

 貴景勝は生活や稽古についてはほとんど語らず、取り組み後のインタビューにしても、いつも張りつめており、本音らしい言葉がほとんど聞こえてこない。

 

 一方の玉鷲。すべての面でおおらかで、勝利者インタビューなどに登場すると、満面に笑顔で、喜びを隠さない。聞いている側も、楽しくなってくる。

 

 見た目、印象で判断するな、と叱られるかもしれない。

 

 確かに人間一人ひとり、生まれも環境も大きく違う。性格にしても、そう簡単に変えられるものではない。

 

 それにしても、玉鷲のおおらかさは職業スポーツマンとしては欠かせないものだ。余裕がなく、張りつめ過ぎる選手はどこかで自分を見失いがちだ。長年スポーツの現場で選手を見てきた実感だ。

 

                  ◇

 5日目、結びの一番で逸ノ城が照ノ富士を寄り切り、幕内でただ一人勝ちっぱなしとなった。

 

 

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