ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記 -141ページ目

ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

大相撲取材歴20うん年!よっちゃんです!

                          

 明生(めいせい)が6日目、宝富士を寄り切りで破った。低い角度であたって右からおっつけて左を差し、右まわしを引きつけて寄りたてた。 

 左腕をねじ込んでからの宝富士の攻めは、威力がある。右からのおっつけはこれを抑え込むには効果のある、正攻法の攻めだ。明生はこの取り口でベテランを抑え込んだ。

 

 これで4勝目。中盤の取り組みの弾みになりそうだ。

 

 三役の力を備えながら、このところ低迷してきた。腰の故障で、春場所はわずか1勝。2月には新型コロナに感染した。

 稽古でここまで上がってきた力士が、その好きな稽古をほとんど積めなかった。その影響もあったのか、夏場所も期待されながら、勝ち越すのがやっとだった。

 

  明生はコロナ感染の後、「多分、遠回りしながら進んでいくのが自分かもしれない。それはそれで学べるからいい。一歩ずつ進んでいく」と語っていたそうだ。

 冷静に自分を見つめている言葉に、胸が熱くなった。

 

 今の相撲界も学歴社会で、大卒力士は増える一方だ。幕内力士42人中、大卒力士は15人、大学中退、休学中も含めると19人にもなる。

 

 これに対して中卒力士は、わずか8人。

 

  かつての相撲界は中学を卒業して入門という力士が当たり前だったが、がらりと変わっている。

 

  大卒者の多くが、幕下、三段目付け出し制度を利用して入門し、一気に駆け上がっていくが、中卒力士は序ノ口からコツコツと稽古を積み、一歩一歩駆け上がっていくしかない。明生もその一人だ。

 

  体をつくり、礼儀、作法を学び、大卒者が一気に番付を駆け上がっていく姿を横目で見、遠回りしながら、少しずつ力をつけていく。そういう力士は相撲界の宝だと思う。

 

 

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