日本最高学府と言われる東京大学の合格率と、大相撲界で横綱、大関に昇進できる確率はどちらが難しいでしょうか。
中身はもちろん、何から何までまったく違いますから、比べること自体が無理、むちゃなことは承知しています。
ただ、横綱に上がれる力士は約600人の力士中、わずか一人か二人。それも場合によっては数年に一度という超狭き門。
比率だけで言えば、相撲界のほうがはるかに難しく、高い。
誤解を招きかねない勝手な比較ですが、横綱、大関に昇進というのは、それぐらい難しいことは確かです。
それが名古屋場所では、三関脇が大関に同時昇進の可能性と言われてきたわけですから、多くの相撲ファンが、その瞬間を見たいと期待してきました。
しかし12日目の土俵では、期待の3関脇がそろって敗北。4敗目を喫した若元春に至っては〝三役で3場所33勝以上〟といわれる昇進の目安に届かなくなってきました。
明確な基準があるわけではないので、場所が終わるまで何とも言えませんが、昇進が非常に厳しくなってきたことは確かです。
最近の活躍を見ていると、彼らはそろって大関になってもおかしくない力を備えています。
しかし今場所は、終盤にきて彼らの動きは硬く、伸びやかさがない。自分らしい相撲が取れていない。
東大受験以上に難しい試練?だから、無理もない?のでしょうか。
どうしたらいいか。素人に名案はありません。
この厳しい壁を突破してきた先輩たちの経験をふりかえってみると、大きなチャンスを前に、自分のやってきたことを信じる、人は人、自分は自分、それを取り戻せるかどうか。それにつきます。
肩から力を抜き、そうそう巡り合えない機会を、ぜひ楽しんでみてください。
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