〝定年超え〟の玉鷲が走る | ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

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 37歳・玉鷲(たまわし=西前頭6枚目)の元気な相撲には目を見張ります。

 8日目は、翔猿(とびざる=29歳)のすばやい動きを見過ぎてしまい、け返しに敗れてしまったものの、ここまで6勝2敗と好成績です。

 

 37歳は松鳳山(しょうほうざん)と並んで、幕内では最年長。その年齢にもかかわらず、取り口、特に立ち合いは威力抜群。前日の7日目には、重い腰の元大関高安(たかやす)を突いて起こして、一気に押し出しました。

 

 2年前の初場所には幕内で初優勝。世間を驚かせましたが、その後は少々停滞気味。〝やはり歳には勝てないか…〟と思っていた矢先に、ふたたび目の覚めるような相撲。若手力士も真っ青です。

 

 中でも光るのは、2004年の初土俵から一度も休場していないこと。

 

 あっちが痛い、こっちの具合が悪い?とすぐ休場してしまう力士は、一度頭を下げてその秘訣を聞きに行ってください!

 

 玉鷲も、いずれは引退という現実に直面します。

 

 力士の引退年齢を見ると、先場所引退した横綱白鵬が35歳、以下同じく稀勢の里32歳、貴乃花30歳、大鵬も30歳、さかのぼれば双葉山が33歳でした。

 病気やけがをはじめ個人差があり、ひとくくりにはできませんが、30歳過ぎが力士の平均的な引退年齢のようです。ほぼ一年中、裸で激しい格闘技を行うのですから、他のスポーツ選手に比べても若い引退です。

 

 世の勤労者の定年を仮に60歳とすると、力士の引退は30歳過ぎが定年みたいなものです。その〝定年〟を超えた37歳の玉鷲が、土俵の上で、若手力士相手に現役でガンガン活躍!。やはりすごい力士です。

 

 自分の机上の計算であり、科学的根拠はありません。ただ、そういう目で見ると、玉鷲の活躍は輝きます。

 中高年者の励み、刺激にもなりますね。

 

 

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