⑧不安な高校生2年生
7人の頼もしい3年生が抜け、私は2年生となりました3年生1人、2年生3人、1年生2人の6人となりました
1年生は相撲未経験者で即戦力とはいえませんでした
少ない人数で、上下関係はいい意味で緩く仲良くしておりました
2年生となり、アベ先生からの指導は厳しくなり国体強化メンバーとなり、国体稽古も厳しくなりました稽古に行くのが憂鬱で仕方ありませんでした
3連覇をかけた県総体
最大のライバルは加美農業高校から相撲を始めたが、強い選手が揃っておりました
先鋒ユウちゃんが歩の悪い3年生に勝利
二陣初心者1年生が3年生に勝利
このまま勢いに乗り、全勝で優勝
3連覇を果たしました
個人戦総合では、ヨシヒロ先輩と私の優勝決定戦に
気持ちの優しかった私ですが、この頃は先輩にも負けるかという強い気持ちがついておりました
決定戦は投げの打ち合いの末、ヨシヒロ先輩の勝利私は太ももを強打し、力が入らなくなりました
次は体重別が控えていましたが、泣く泣く棄権しました太ももはアザができましたが、数日で治りました
数週間後に東北大会がありました
昨年度からの目標「ヨシヒロ先輩と団体3位」への最後の挑戦です
予選は順当に突破し、8強に進めました
あと1つ勝てばここからです
準々決勝では、力及ばず敗退
またもこの壁を突破できず、悔しさでたくさん泣きました
ヨシヒロ先輩は体重別で優勝(入賞だったかな)しました改めて先輩の凄さを実感しました
その後、悔しさを胸に稽古を積みましたというのは、ちょっと違って、私は寝れば昨日の感情が消えてしまうのです悔しかったり、怒っていたり、悲しかったりしても次の日には、消えてしまうスポーツ選手には向いてない性格だなと当時から悩んでいました
インターハイ後に世代交代し、私がキャプテンとなりました
キャプテンの仕事で毎日先生に稽古メニューを聞きに行きます先生はいつも忙しくしていたので、聞きに行くと怒ったように「○○だ!」と言われますこれが苦痛で仕方ありませんでした
練習メニューを聞きに行きたくない、学校へ行きたくないと毎日毎日思いましたそれでも毎日毎日行きました
「逃げちゃダメだ、
逃げちゃダメだ、
逃げちゃダメだ」
そこで精神力がだいぶ鍛えられました
県新人では、団体4連覇
東北選抜では、団体3位
全国弘前大会では、団体ベスト8
全国新人での結果は忘れましたが、結果を残しました