家への帰り道、自販機でジュース買ったら自販機クジが大当たり。1が四つ揃ってもう一本ゲットできた。自販機クジって当たることもあんだな。嬉しい反面、今日の運を早くも使ってしまったんじゃないかと少し焦る。


飲んだアイスコーヒーのせいなのか?ま~だ眠くなんないよ。明日は直行系だからいいや。ってんで、なんか書こうと思うも何書こうかなと思いを巡らせる。で、今日あったことを書くことにする。


別に書き留めておくほどのことじゃないのだが、床屋に行ったついでにユニクロに寄ってみたのだ。久しぶりに行ったらセールやってて安いのがさらに安くなってた。ここに来ると洋服の価格の基準がいつもわからなくなり混乱する。なんだかいうハイテックなボクサーとスウェットの短パンを買う。が、書きたいのはそんなことじゃなくて、店内にいたお客さんのことなのだ。


その人は太目のおじさんで白髪まじりの髪をキチッと整えた紳士風。チェックの襟付きシャツにベストを着ていてリュックを背負ってた。ここまではまあいい。現役を退いてトレッキングが趣味になったおじさんに見えなくもない。問題は下半身なのだ。


あれはどう見てもグレーのスパッツだった。


今風なレギンスとかいうやつでなく、足の裏にズボンの先がまわってる昔のスキーパンツみたいなあれ。あれを黒い革靴に履いてらっしゃった。


それを見てまず頭に思い浮かんだのは、子供の頃にやった絵描き歌「かわいいコックさん」の出来あがった姿だった。つまり頭の先から足首に向けてどんどん細くなってゆく、水滴を逆さにしたような形のイメージ。


スナックを経営してるおばちゃんの普段着ならまだわかる。おばちゃんの、デカいスウェットにスパッツというスタイルは過去に見た経験がある。が、今回は天井から近い順にいくと、太ってはいるがキチンと整髪した紳士の顔があってその下に襟付きのシャツとベスト、で仕上げにスパッツと、どうも腑に落ちないのだ。上半身がリュックのせいもあって、引退してトレッキングな世界に対し、下半身は実はバレリーナやってますな世界を形成している。


「どうしてスパッツを着用してるのですか?」 聞きたくて堪らない衝動に駆られる。


しかし、やきそばパンの例もあるように一見合わなそうなものが実は調和できたりすることを考えるとこれはこれでアリかもしれないと自分の了見の狭さを思い始める。

いやそうじゃない、やっぱバランスがおかしいと続いて思ったが、「履き心地はいいのですか?」とあらぬ方向に脳内疑問はシフト。

「いや~慌てて出てきたら女房のと間違えちゃったんですよ~」や、「体型が似ててね夫婦共用で使ってるんですよ」とか、今度は聴いたことのないおじさんの声が頭のなかでコダマし始める。この時点でもう買い物とかしてる場合ではなくなった。買い物するふりして尾行するも途中で見失う。


単にファッションセンスの問題だったのだろうか。もしかしたら本物のかわいいコックさんだったのでは?


だったらサイン貰っとけばよかった。。。。