演劇を好きになった時の話 | サミットクラブ オフィシャルブログ「二人会議」Powered by Ameba

演劇を好きになった時の話

私の恩師で俳優で声優で演出家の
文学座・坂口芳貞さんが亡くなった

昨日、文学座アトリエで葬儀があり
最後のお別れに行ってきた

「演劇って面白い」

そう初めて思ったのが
坂口さんが出ている舞台
「秋の蛍」
を、観た時だった

劇場に池が作られ、そこに雨が降る
下が本屋の紀伊國屋ホールで本物の水を使って
マジかよ?って
後日、そのかけられた保険金を知って
また、マジかよ?ってなって

何よりも坂口さんの芝居に引き込まれた

芸人の僕にも分け隔て無く指導してくれたし
ワガママで調子に乗ってる若手の僕を
諭すように演出してくれた

「もう風も吹かない」
では共演もさせてもらったし

年明けにお会いした際には
「結婚おめでとう」
って言ってもらえた

僕がまだ演劇に携わり
仕事をしているなんて
大学時代の僕も、周りの人間も
誰も予想しなかっただろう

坂口さん
ありがとうございました
僕はあなたのおかげで
まだ演劇が好きで
演劇をやってます

さぁ、次の舞台の台本を書こう
締め切り守らないと
坂口さんに怒られちゃう


年明けに坂口さんのお見舞いに行った時の写真
皆、いい顔だ!