友だちと晩ご飯(ロースト・ポーク)
先日、横断歩道の横でちょっとおしゃべりしたデイビッドを、晩ご飯に招待しました。
この人は家族みたいなものなので、特に掃除も、片付けもせず、普段使いの食器とカトラリーで気楽です。
日本に数年住んだこともあり、日本通で和食もOK。
昨夜の目的のひとつは、ギンナンを食べてしまうこと。
毎年、ギンナンの季節になると、ガーデナーの知り合いが植物園で拾ったというギンナンをどっさりくれます。地面に落ちてたのを拾って、そのまま袋に入れたのをくれるので、それを処理するのは、けっこう大変です。
強烈な「芳香」ですからね。
同居人がギンナン好きだから、シニョーラ、鼻をつまんで、がんばります。
実を取って、中の種を取りだし、水洗いし、天日干し...
これは、洗った後、干してるところ。数日、干しますが、晴れた日が少ないし、日照時間が短いから、ずーっと干しっぱなし。
なかなか食べる機会がなかったんですが、やっと昨日、食べました。
電子レンジが無いシニョーラの家、フライパンで気長に炒ります。
できたかどうか、ちょっと試しに割ってみましょう。
おー、なかなか良い感じ。
テーブルの真ん中に、このまな板とかなづちをセットし、割りながら、頂きました。
さて、ギンナン割りにも飽きたので、いよいよメイン。
ローストポークです。
朝、マリネしておきました。
シニョーラのマリネは、その時の気分次第で、材料は適当。
今回は、お醤油、ガーリック、生姜、蜂蜜、オレンジの絞り汁、オレンジの皮、バルサミコ酢。
このままオーブンで、200度で1時間半焼きます。途中、まめに出して、横にしたり、縦にしたり、煮汁をかけたりして、味がしみ込むようにします。上は黒焦げになるけど、どうせ脂身で食べないから気にしなくていいです。
でも、最初からこれを取ると、お肉がパサパサになり、ジューシーになりません。
焼けたら、オーブンから出して、少し休ませてから、薄く切ります。
煮汁を煮詰めてソースにし、付け合わせは、お肉の隣で、別の耐熱皿でローストしたお野菜。
これも、適当な材料ですが、ズッキーニ、セロリ、フェネル、辛くないチリ(赤いしし唐みたいなもの)。軽く塩コショウで味付け。
これと、シイタケの薄切り、人参を荒くすりおろしたものを加えて、炒めたご飯を添えて、メインの出来あがり。
ポークは、こんな風にあまり厚みが無い時は、薄く切りにくいので、最初から半分に切って、半円にしてしまうと切りやすいです。
気取らない晩ご飯だから、こんなもんで。
でも、みんな無くなりました。よかった。