ズッキーニとチーズのマフィン
土曜の午前中は、同居人と二人で食料品買い出しに出かけます。
車がないので、荷物持ちがいるときに、ここぞとばかり、重いものを買います。
ついでに、pastry shop (ペイストリー・ショップ=パイやケーキを売ってる店)でクロワッサンとキッシュを買って、キッシュはその日のランチ、クロワッサンは日曜の朝食に食べるのが、最近の習慣です。たまにバゲットも買います。スタッフは、英語の訛りからしてフランス人っぽいけど、定かではありません。
ところが、今日行ったら、このお店が閉まってました。
がっかり。
あてにしていたランチが消えたシニョーラは焦りましたが、「そうだ、マフィンなら簡単に作れるから、それにしよう!」と、久しぶりにベイキングの用意。
シニョーラ、はっきり言って、ベイキングは苦手です。
マフィンというとチョコレートやバナナ、ブルーベリーなど入れた甘いものが普通だと思うかもしれませんが、甘くない、食事になるものもいろいろ出来ます。
甘いのが sweet (スウィート)なら、甘くないのを、英語では、savoury (セイヴォリー)と言います。
さて、まず、ズッキーニとチーズをすりおろします。
チーズは、スペインのマンチェーゴ。チェダーの仲間なんでしょうが、こっちの方が断然美味しいです。
小麦粉、ベーキングパウダー、お塩少々を混ぜたものの真ん中に、卵、牛乳、オリーブオイルを混ぜた液を、ささっと混ぜ合わせます。
そこに、おろしたチーズとズッキーニを加えます。
* ズッキーニの方が、カタカナにしやすいので、いつもそう書きますが、イギリス人は、この言葉は使わず、フランス語風に courgette (コージェット、最後のトはほとんど発音しなくて、息を一瞬止めるような感じ)と言うのが普通。
一個づつ紙のカップに入れ、
200度のオーブンで約20分焼きます。
火が通ってそうな段階で、上に、ひとつまみづつチーズをのせ、焦がして、香ばしくします。
できあがり!
もうちょっと膨らむかと思ったけど、やっぱりズッキーニとチーズが重いからか、膨らみませんでした。
でも、カチカチなわけじゃないので、ドンマイ!
これに、ルッコラとリンゴのサラダで、サタデー・ランチしました。
いつもサラダドレシングやマヨネーズは使わず、オリーブオイルだけだったり、それに少しバルサミコ酢を加えて和えるだけの味付けなのですが、今日は、なんとオリーブオイルを切らしてしまいました。
そこで、思い出した、「そうだ、あれが、あったじゃない!」
フランス人の友人が、以前、お土産にオリーブオイルを持ってきてくれたのでした。
オリーブオイルは産地によって、色も味もずいぶん違います。
材料のオリーブが違えば、オイルも各産地によって変わるそうです。