いつもブログを読んでくださってありがとうございます。今日は少し辛口になりますが、受験に対する親の姿勢と子どもの姿勢について書きたいと思います。
親になってたった12年の経験の浅い私の個人的な浅はかな私見です。。
公立小学校に通うお子さんにとって、中学受験するという立場は少数派だと思います。ですので四年生くらいから?人によっては六年生からかもしれませんが、お友達と放課後公園で遊んだり週末の約束をして楽しく出かけたりなどとは少しずつ距離を置かなければならなくなってくると思います。
ですので子どもが受験を自分の強い意志でやり遂げるぞ、という覚悟がないとしんどいと思います。
私の身近な人にも何年か前、六年生の夏になって急に
『やっぱりお友達とおんなじ中学校に行きたいから受験辞める〜』
と言って受験をやめたお嬢さんがいました。
なぜ⁈なぜもっと早い段階で娘さんはその決断をしなかったのか⁈なぜ親はそれを受け入れたのか⁈
娘さんはこの何年か親がどれほど苦労してサポートや経済的負担を受け入れてきたのか理解しなかったのか。
そもそも"ゆる受験"の場合でそんな目標が高くなくて、いけるところだったらどこでもいいや〜、くらいの気持ちであれば受け入れることは可能かもしれません。そして裕福であれば、これまでかかった塾代なども"ちょっと高い勉強代"として受け入れることが可能かもしれません。
しかし我が家のような大して裕福ではないのに受験にはガチのガチ勢からすれば、とんでもない、考えられないような話なのです。
女の子は性質なのか群れるのが好きですよね。グループを作ってグループに所属することで安心する。
なので、もしグループの子が誰も受験しない。勉強なんて興味がない。真面目なんてダサい。という考え方であれば、相当自分をもっていないとしんどいと思います。受験する方が少数派ですから。
クラスの半分くらいは受験するような公立校もあるようですが、そういったところではあんまり苦労はなさそうです。
娘が通う学校はクラスの数人しか受験しない公立校で、娘の1番の親友は別の大手塾にて神戸女学院を目指す秀才であるため友人関係は何ら問題なさそうなのですが、上記のお嬢さんのような話を聞くと(勝手に)親の葛藤や苦労を思って切ない思いになります。
女の子が群れるのは自然なことだし良いことですよね。コミュ力が高い、協調性がある、社会適応能力が高いということだと思います。お友達との絆を大切にしたい、という思いを大切にされた親御さん立派だと思います。それはそれで、今度高校受験で良い結果に繋がったら何にも問題ではないですよね。
そもそも人様の家庭の問題にうちごときが口を出すものではないので。
なので、全て飲み込んで 『そうなの〜。大変だったわね〜・・…』
で終わったのですが。
受験をすることに対して差別をしない、その垣根を乗り換えて仲良くする、ということがベストだと思うのですがもしかしたら難しい例もあるのかもしれませんね。寂しい思いを抱えやすいのかもしれません。まだ幼い10歳前後の子だと友達関係を優先させてしまう子ほど受験に対する前向きな気持ちが持ちにくいのかもしれません。
自分の子どもが中学年になるにつれ、お友達との付き合いを減らしていかなければならなかった時、自分の経験をもとに娘に話をしました。
小学生の時、お母さんも周りがあまり受験する子達じゃなかった。でも中学高校と6年間一緒の子達とは今も仲良くしていて一生の友達になれた。中高6年間女子校は本当に楽しかった。
.....と。詳しい内容は覚えていませんが、娘にはできるだけ遊んだらダメとか言わないようにしていました。
が、中学からの交友関係に期待を持たせるようになんとな〜く誘導していった気がします。
あとは親の覚悟を伝えました。上記のお嬢さんの家庭を例に出して、うちは絶対に6年の夏でやめるなんて許さない!親の苦労やたくさんのお金がかかることも知っておきなさい。やめるなら今だ!どっちにするんだ!と。
あとは自然〜な流れに任せてここまできています。
親も子も、受験において意見を伝え合うのも時には大切かな、と考えました。
あと中学受験組はギフテッド含め優秀すぎるお子さんが含まれていて、普通の子どもの会話にうまくレベルを合わせるのが難しい子もいるのかな、と思います。娘はごくごく普通の平凡な子ですので会話のレベル合わせるのが難しいなんて話は聞いたことがないのですがだからといって知識をひけらかすようなことをしたり、少しでも鼻につくような態度をとってしまうと角がたつので、中学受験するってことはできるだけ話題に出さないことと、賢いことは秘密にしておきない。アホなフリをしておきなさい。と伝えてあります。(本当にアホだと思ってもらえているようです♪やったw)
これで一応6年間、ここまで平和に学校生活を送ることができています。
我が家のつまらないポリシーでした。