inside out


●Chick Corea “inside out”

1990年にジャズ・フュージョン系のピアニスト、チックコリアが
『チックコリア・エレクトリックバンド』名義で出した一枚。
彼の作品群の中ではそこまで高い評価を得ていないようで
若干マイナーな存在です。


エレクトリックバンドといえば、
チックコリアの考えるアルバムコンセプトを表現するために
シンセのサウンドをウニョーンと鳴らして(などと軽率に言うと怒られそうだが)
ひたすら雰囲気作りをしている曲というかシーンにアルバム1枚の中で
多くの時間を割いていてちょっと聴きづらいという印象が
自分の中ではありました。


しかしこのアルバムは他の作品と比べると5人のメンバーのソロが多く
『パワー勝負』に出てる感じがしてかなり楽しめます。
しかも彼らのソロはそのあふれるパワーとスピードの中に
確実に知性というか余裕が感じられます。
まさに神々の祭典!


…演奏の凄さって言葉を重ねても安っぽくなるだけですね。
聴けば判りますなんて言ったら、ディスクレビューとしては実も蓋もないし。
難しいところです。