ゆるキャラ


●Reckie Lee Jones “POP POP”


シンガーソングライター、リッキー・リー・ジョーンズが
1991年にだしたカヴァー集。

アルバムタイトルとジャケイラストからすると
今の感覚だともっと賑やかでやかましいものを予想してしまうのですが
実際はシンプルなアコースティックサウンドです。


そもそもこのCDを手にしたのは、ベースをチャーリー・ヘイデンが
弾いているらしいと知ったためでした。
ロベンフォードのナイロン弦ギターと絡み
そこに、基本は美しいのだけどとても癖がある
印象的なリッキー・リー・ジョーンズの声が乗り
上質な音楽を作り出しています。


良くあるアコースティック・カヴァーアルバムは
あまり引っ掛かる要素を出さずに、眠りを誘う感じで
「癒し系」なんて簡単に分類されてしまうものが出来上がって
しまう事が多いのですが、
このCDはボーカルと各演奏者が生々しく録音された
非常にスリリングになものでした。


ジャケの脱力系キャラからは想像もつきません。