●cardigans "life"
スウェディッシュポップバンド、カーディガンズが
1995年に発表した2枚目のアルバム。
1曲目の“carnival”は最近も車のCMに使われたり
どこかで耳にしたことがある方は多いと思います。
スウェーデンの名プロデューサー、トーレ・ヨハンソンの名前が
カーディガンズと共に日本で広く知れ渡ることになったCDです。
昨年“the perfect sky”がヒットしたボニーピンクを初めて聴いて
彼女の初期のプロデューサー、トーレ・ヨハンソンを知り
さらにこのカーディガンズに流れ着いた、という人も
結構いるのではないでしょうか。
このレビューで以前紹介した
クラウドベリージャムとは
日本では“スウェディッシュ・ポップ”として
一緒に並べられることが多いと思います。
クラウドベリージャムの紹介の時は
『ボーカルは意外とハスキーでバンドはしっかりしている』と書いたのですが
カーディガンズの場合はジャケットから受ける印象の通り
『ボーカルはキュート系でバンドの演奏はルーズ』です。
(もちろん演奏が下手、ということではなくて
曲のイメージに合わせた最高のプレイをした結果なんだと思います。)
そのようにバンドの特徴がかなり違うにもかかわらず
スウェーデンのポップサウンドのもつ開放感は
共通して感じられて、聴いていて心地よいです。
このCDと次作“first band on the moon”は
ルーズでキュートでハッピーな雰囲気なのですが
4枚目の“Gran turismo”からは一転してヘビーなサウンドになって
それで売れ行きは落ちてしまった様です…。
バンドって難しいですね。