最近またひとつゲームをクリアしました。
と書くと前回に引き続きゲームばっかりやってるように見えますが、このゲームとても短かったんですよ。
・『魔都紅色幽撃隊(まとくれないゆうげきたい)』アークシステムワークス(2014/4/10)
――「ジュヴナイル伝奇の新たな扉が開く・・・」
今井秋芳監督が贈る、「學園ジュヴナイル伝奇」最新作の登場!
東京の闇に潜む悪しき霊(ゴースト)たちと、少年少女の苛烈な戦いが今始まる。
【物語】
新宿の暮綯學園に転校して来た主人公は、學園に巣食う「赤いコートの男」の霊に襲われる。そこに同級生と「謎の女性」が現れ、主人公は助けられる。
その後、謎の女性にアルバイトの誘いを受け、主人公は除霊のアルバイトを始めるのだった・・・。
・感情+感覚で行動を表現する「五感入力システム」
・「霊」の動きを読む「行動予測システム」
・2D?3D?? 新たな2D表現技法「GHOST」――
『東京魔人学園』シリーズや『九龍妖魔学園紀』等を監督した、コアなファンの多い今井秋芳の作ったゲームです。ちなみに初回限定版を予約して買ったのに最近ようやくプレイしました。
アップデートが長くて起動するのが面倒だったのもあるのですが、この作品、時間が経つにつれて酷評が届く届く……。
でもまあやってみたいじゃないですか。なんだかんだいっても今井秋芳だし。
魔人シリーズは外法帖以外、九龍は無印とre:chargeでは黄龍妖魔学園紀もやったし、『転生学園(*1)』や『東京鬼祓師(*2)』もクリアしているしね。別に熱狂的なファンではないけど好きだし。
(*1 てんしょうがくえん。魔人を出したアスミックがシステムだけパク、借りた学園もの。薄味。総代いい声)
(*2 とうきょうものはらし。九龍のスタッフが作ったジュブナイル。大味。バッドエンドしか見れなかった)
で、どういうスタンスで書こうかなと思っています。
うーん、いやでも、個人的には楽しめたよ? 最初のとっつきの悪さと説明不足さは『アンリミテッド・サガ』の再来か、序盤の戦闘の難しさは『天使同盟』かとも思ったけど、慣れれば大丈夫だし。慣れれば。
グラフィックも不思議な感じ。動く一枚絵みたいな。アニメーションともちょっと違うし。パターンは少ないけど。グラフィックは本当唯一褒められる。
あとは、うん。キャラが濃くていいよ。(でも会話がどうでもよすぎる)
あとは、うん。
あ、……うん。
でも思うんだけど、これ今井秋芳が作ったからみんな買ってみんながっかりしちゃった訳であって、『転生学園』のスタッフが作りましたとか、制作はアイディアファクトリーですとか言われたら「ああ、なるほど」って納得出来るレベルではあるんじゃないかな。むしろよく出来てますね! 的な。
まあその場合話題にならない埋もれたゲームになりそうではあるけど。
だからネームバリューって大事だけど怖いよね。評価の低かった『シャドウハーツ・フロム・ザ・ニューワールド』も、前作と比べるとアレだけど単体で見ると面白かったし。
でもやっぱり買うのは魔人ファン九龍ファンで。そこからするとがっかりゲーなのは確実に間違いないなあ。
今回評価低いのは知ってたけど、あえて具体的に何がどこがどう酷いのか、全く調べず前情報無しにやってみたんですよね。先入観なしでドキドキワクワクしたかったし。
感想
・戦闘がわかりづらい。そもそも画面自体が見づらい。霊とマップを簡易的に視覚化する「ウィジャパット」という画面上で操作するんだけど、画面on画面で表示が小さい。
いうなれば『Fallout』のピップボーイみたいなの。そこの中に戦闘画面が表示される。
あのー、エヴァのさ、変なゲームあったじゃない。冬月が食堂でAランチ食ったりシンジ君が壁殴ったりパイプ椅子に座るゲーム。『ガンパレードマーチ』みたいなの。
戦闘画面はあのエヴァのゲームの戦闘に似てる。でもあれより不親切なのは、カーソルを合わせてもマスの効果も名前も表示されないところ。
ナビがちゃんと「椅子から異音を検知」とか「窓ガラスに振動を検知」とか言ってくれるんだけど、椅子どこだよ!! 窓ガラスってどれ!? 状態。わかんねぇ。
あ、予測して攻撃するシステムは慣れれば大丈夫(3回目)。結構楽しめたという。
・ストーリー短けえ、唐突、淡白、主人公空気。
魔人くらい持ち上げられるのはくすぐったくって嫌だけど、ここまで空気なのはさすがに。
第六感を発動してもストーリーにほとんど変化ないし。
キャラクターも魅力的なのが多いのに、一話使い捨てでもったいない。同業者の悪のお姉さんとか、主人公たちの偽物とか、いたじゃん。
展開も駆け足過ぎて、プレイヤーおいてけぼりだよ。
あの偉そうな奴本当にもう出てこないし。後日談とかないし。ラスボス急に出てきて意味不明だし。「は? え? 誰ですかいきなり」状態。ターンエーで終盤になってギンガナムが出てきた時くらいポカーンだった。
あとやっぱり仲間会話ろくでもねえ。魚の話しかしないのかよ、かわいいじゃないかチクショウ。
それから学園パートの意味が無い。登校して次のシーンにはもうバイト。
もっとさあ、春ならお花見ですぐパン一とか、夏はプールで幽霊退治とか、秋は修学旅行で女湯覗きに行くとか、冬はクリスマスで八方美人とか、無いの!?
結局深船の親友の子もなんもないの? 伏線じゃないの?
あと個別エンドのはずなのに何故お前が出てくる小菅春吉。笑えないけど笑ったわ。意味わからん。誰得だよ。
・システム。主人公強化するのに必要な訓練が、な が い。
自由移動があるようでない。実質コンビニとアイテム開発とミニゲームとレベル上げしか出来ない。実際やると閉塞感がすごい。
快適過ぎるシナリオスキップ。こんなに短いのにこんなに高速でスキップ出来るから、一話5分。
あの無駄な知識の宝庫感は皆無。
あとやっぱ全体的に字が小さい。なぜ? 特にボードゲーム。
PS3版でプレイしたんだけど、スペックはVitaに合わせてるから内容薄いのかな? ウィジャパットの演出とかも。なんかグラフィックはほんと粗削りでもいいから、ストーリーとキャラクターに力入れて欲しかった。最近のFFかよ。以前はあんなにディスク何枚組とかで詰め込んでいたじゃないかよ。どうしちゃったんだよう。
あとね、一話ごとにOP/EDが挿入されるんだ。EDはいいよすごく。でも正直OPは絵も九龍ほどセンス感じないし(いやでもあれビバップに似過ぎだったけど)歌がね……下手か。
売りの五感入力もあんまり使いどころなかった。人と会話してて「味」ってなかなか勇気いる。ヒロイン辛辣なこと言うし。そういうのが好きな人はどうぞ。
という感想をやってみて抱いたんですけど、おおむねやった人は同じ風に感じたらしい。やっぱそうだよねー。
でも細かい所の作り込みは無駄に変な情熱傾けてるな、ていうのは感じるし、クソゲーという印象は無いです実は。楽しめた。最初にもいったけど。
やるなら期待しないで、一回今までのことは忘れよう。
まっさらな心で、この『魔都紅色幽撃隊』というゲームを純粋にプレイしてみて欲しい。
まあたぶん想像通りで期待値より少し下だと思うけど。
あぁ、二週目、どうしようかなぁ。レベル引き継ぎだし、周回前提で作ってあるっぽいし、実は一週目はわざとこんなんで裏モードがあったりして? でもなんかなあ。
補完版出ないかなあ。
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それではまた。
さようなら。
『唸れ! 黄金のチャクラ!! はぁぁあああ↑(裏声)』