コビィは1月18日朝、天国に旅立ちました。
ずっと綴っておきたかったけれど、なかなか踏ん切りがつかず、今までかかってしまいました。
数日前からだんだんと体重が減り、自分では立てない状態。
ごはんも自分から食べに行くことができにくいため、私が定期的に口元に餌箱をもっていくと
食べていた、そんな状況でした。水もそうでした。口元にもっていくと長い間飲んでいました。
そんな様子なので、必ず、夜中に一度は起きてごはんを食べさせ、水も飲ませていたに、
その日に限って、気づくと朝方。
ハッと飛び起き、コビィを抱きかかえ、ごはんを口元に持っていっても、まったく食べようとしませんでした。
水も同様でした。
夜中に起きなかった自分を悔やみ、何度も謝りました。
今思えば、きっとコビィがそうさせたのではないかと思います。
もういいよといわんばかりに・・・・
朝から仕事があることが多かったのですが、その日に限り、遅めに出勤でした。
今思えばこれも、コビィがこの日に選んだのではないかと思ってしまいます。
何度口元に持って行っても食べようとしないコビィ。
とうとうその日が来てしまったのかと悟りましたが、わかっていたけれどやはり、お別れはつらい。
とりあえず身支度をすまし、いたたまれなくなり、コビィを抱っこしていたら、うまく言葉では表せれませんが、
脱力していく感じを両手に感じました。それと同時に、今まで聞いたことのないうめき声のような、鳴き声が・・・・
猫のようなそんな鳴き声。2度ほどうめいた後、ふっと魂が抜けていくかのように、静かに目を閉じ、その瞬間、旅立ったんだなと
実感しました。
私は涙が止まらず、ただただ「ありがとう」と言っていたと思います。
最後にコビィはなんといったのでしょう。コビィの叫びのように感じて、そればっかり考えていました。
すぐに仕事に出なければいけない私は、お世話になった母親にも電話で伝え、とにかくすぐにペット霊園を検索し、連絡を入れ、その日の
夕方に行くことにしました。
どうしても休めない仕事もあったので、それを終わらせて、両親とともにペット霊園へ連れて行きました。
とっても良心的なペット霊園で、受付時間が過ぎていたにもかかわらず、優しく出迎えてくれました。
人間同様のお見送りの仕方で、そうやってお見送りができたことは、本当に嬉しく思っています。
そしてやっぱり連れて帰りたいという思いから、小さな骨壺に入れて、連れて帰りました。
数種類の中から選べるのですが、直感で選んだ骨壺が、虹の橋をモチーフにしたものでした。
虹の橋。私は全く知りませんでしたが、ペット霊園に置いてあったので読ませていただきましたが、
本当にあたたかい詩でした。
ペット霊園の方にコビィが10歳だったこと、斜頸だったことを話すと、びっくりされていました。
お骨上げの時に、本当にしっかり骨が残っていて、10歳で病気だったとは思えないとのこと。
強い子だったんだね、本当に。
コビィが亡くなって、数日後、大変お世話になった動物病院にお手紙を書きました。
いくつもの病院を転々としましたが、最後にお世話になった先生は本当に素敵な先生でした。
コビィに「10歳まで生きようね」と話しかけてくれ、時にはかわいいねと言ってくれることもありました。
コビィが嫌がることは無理強いすることなく、いつも優しく抱っこしてくれた先生。
最後にあの先生に出会えたのは、幸せだったね。
1週間過ぎたころ、なんと病院からお供えのお花が届いたのです。逆に気を遣わせてしまったなと反省
しましたが、お心遣いに感謝感謝でした。
とってもかわいらしいお花。ふわっと香ってくる優しい匂いに癒されています。
今思えば、最後までコビィは飼い主想いだったなと思います。
苦しい姿をほとんど見せず、最期は私の腕の中で息を引き取る。
かっこよすぎます。本当に誇りに思います。尊敬しています。
今でもふと思い出して涙が止まらず、こういうのがペットロスなのかと実感していますが、最近読んだ本の中に、
動物を見送る側はいつも寂しい。だけど寿命を全うして旅立つ彼らは幸せなんだと。
コビィは幸せだったかな。
そう信じたいです。
たくさんの人がいつもコビィのことを気にかけてくれ、声をかけてくれました。
愛されていました。
本当にあこがれの存在です、そんな生き方をしたいものです。
長文読んでくださってありがとうございました。