ミイミイの子供の5つ子で
ただひとりだけ、未紹介だったのが長男。
その名も、懐中電気くん。
通称、デンデン。
出産した猫は、
2週間おき位で仔猫を移動するけど
初産だったミイミイは
その最初の2週間目に
なんと仔猫を水たまりの真横に移動。
野良中の野良で
虐待によって警戒心がハンパないミイミイ。
どこで出産したのか知りようもなかったし
当然、その2週間目の移動先も知らなかった。
だが、たまたまスタジオに出かけようとして
家を出た私の目にそれは飛び込んできた。
2003年の5月下旬。
それまでの大雨の日々、
一瞬だけ雨があがった中日だった。
私の目は弱視級。
0.005以下の視力なので、
メガネでは0.8程度にしか矯正出来ず
コンタクトでも1.0あるかないか。
そのうえ、筋金入りの“注意力のなさ”
どうして、その私の目にそれが入ったか分からない。
隣の家の外物置きの下。
5~10センチの隙間に、カビきのこが見えた。
グレーのカビきのこ。
ハート型に見えた。
「ん?」
カビきのこだとしても、
しゃがんで見るほど、きのこに興味はない私。
なのに、しゃがんで見た。
ハート型のカビきのこは、デンデンだった。
物置き下のくぼみは、茨状になにかの根が張り
その下は、水たまり。
明日から、また大雨だというのに、
なんでこんなところにミイミイは移動したのか(笑)
気付けば、ミイミイが5メーター先まで来て
ハラハラして、こちらを見ていた。
よーく見てみると、
カビきのこの後ろに真っ黒いものがいっぱいいる。
悩んでいるうちに、小雨が降ってきた。
緊急避難!
ダンボールを持ってきた私は
仔猫たちをどんどんつかんで捕獲した。
その時、ただひとりだけハイハイ出来たデンデンは
「敵だ!逃げろ!」
と、奥の方に入ってしまった。
ひとまず、4匹を部屋に運んだ私。
全員チェックし、全員がオスだと判明。
(のちにちぃちゃんは中身が女の子と分かるけどね)
当時の同居人に、
残る1匹カビきのこを捕獲しろと言ったが
小さすぎてつぶれそうでつかめないと、、、。
「懐中電気でチラチラすると
光に反応して少し出てくるから」
と、つかみかたなどを入れ知恵し、ペンライトを持たせた。
しばらくすると、
懐中電気作戦で、カビきのこは捕獲されて来た。
こいつもオスだった。
その後、
その頃にはご飯を食べる為
ベランダから部屋に入るほど私に慣れていたミイミイを
そのまま、閉じ込める作戦を決行。
ミイミイは、人間嫌いで里親は無理だと思ったが
仔猫たちは里親を見つけられるとの考え。
すぐに、クッキーとハナの狼爪が分かり
ふたりは、指を切断する手術をした。
その話は、また今度。
野良のあれこれ活動をしていると
仮の名前を全部覚えきれない。
だから、見た目の特徴やエピソードで仮名をつけていく。
そんな訳で、その懐中電気となったカビきのこ。
最初は、一番大きかったけど、
大人になってみれば
5つ子の中でいちばんのチビで
ガリガリの腕白坊主。
今は、元同居人の家で暮らしています。
これは、足をあげて、カメラ目線で
半パンのヒモを手で持ち食っているところ。
馬鹿でしょーーー??(笑)


