(つづき)


夕方になり、夏を迎えにいくと、

すぐに診察室に通してもらい、

若いH先生から簡単に話をしてもらって

あっけなく本人を返された。

H先生は、今回は夏にひどい目に合わされなかっただろうか(笑)


夏をダッコして、会計を待っていると、

珍しくぼんやりしている夏がしがみついてきた。


麻酔から覚めて、寝ぼけているのかなんなのか

ボケ~~~ッとした感じ。


ビスコとなっちゃん

「なっちゃ しゅじゅつしたじょ」


うすらぼんやりしながらも、私のことは分かっているらしい。


そのうちに、ちょちょちょを始めた。

置いていかれたことがショックだったのかもしれない。

なにしろ、捨てられることに対してトラウマがあるからね。


ビスコとなっちゃん

「なっちゃ ちょちょちょだじょ」



頭を撫でて、話しかけていると、

受付から呼ばれたので、

夏を抱えたまま

会計を済ませた。


財布におつりをしまっていると、

奥からK島先生が出てきた。


「あ~、なっちゃんね。」

「はい。」

「この子さ、ほんとに半年経ってる?」

「経ってますよ」

預ける時にも、H先生にそう聞かれたが

同じように、保護した時の状況を話し

保護してから5ヶ月半経っていると答えた。


「それじゃあ、経ってるなぁ。」

「成長してませんでした?」

「いやさ~、精巣が見当たらなくってね。」

「あ、K島先生がやってくれたんですか?」←嬉しい

「うん。そう」


聞けば、片方は空っぽで

もう片方には、ほっそい糸みたいのがあったのだとか。

普通は半年たっていれば、もっと成長しているはずとのこと。


正直いうと、見た目にも成長はしていなかった。

半年ともなれば、はっきりしているはずなんだけどね。

女の子よりはプリッとしているものの

半年経っても大きくなってこないので

もしかして、、、と思ってはいたのだ。


のことで来院した際も、

ちょっとその可能性は指摘されていた。


腸に続いて、精巣にも問題があることが判明した夏だが

おしっこが出ているなら大丈夫だろうと、K島先生。


おしっこが出ているか、

これからも様子を見るように言われた。


当の夏は、私のパーカーの中に入って、

ちょちょちょをして寝ぼけていた。


先生は、パーカーを覗きこんで

「おい、なっちゃん。

 なっちゃんは、甘えん坊かな?」

と、夏に話しかけてくれたが、

例のよって、白目をむいたまま腕を吸っている夏は

目は開いていても寝ているので

当然、無反応であった(笑)



ビスコとなっちゃん

「なっちゃ しらないじょ」


もしかしたら、、、、、の可能性の話もあったが

拾ったいきさつを知ると

ビスコ同様、K島先生の

「それじゃあ、長生きしなきゃな」

を頂いた夏。


夏は、ちょちょちょしたままだったが

その時だけ、腕から口を離し

パッと顔をあげて、キョロキョロしたのがおかしかった。


夏の体が大きくならないのは

腸のせいだけじゃなかったんだな~、

と、分かったが

ともかく、K島先生に診てもらえてよかった。


失敗男の子だったけど、

気にしない気にしない~~。


現在、たまにおなかが痛くて泣いているけど

w/dのおかげで下痢もないし、軟便も減っている。

おしっこして、たまに痛いみたいな時があるけど

つまることはないし、量も回数も大丈夫。

(どうやら自動出し入れがうまくいかない時があるらしい)


おちびだけど、元気いっぱいな夏。

先生の分も、長生きしなきゃね

と、いっつも言い聞かせられている。


実は、夏と一緒に捨てられていたらしき子猫の死体を、

夏を保護して数日後に見つけ、埋葬したのだが

兄弟と思われるそのチビスケの分も

生きる予定の夏なのであった。


夏も、ビスコも、

死んだはずのところを

危機一髪で生き残ったのだから

きっと大丈夫!

と、飼い主は信じている。



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