ビスコの離乳が順調に進み、

トイレについても理解しはじめ

ようやく少し楽になるかなぁ~という頃、

またもや、事件は起きた。


夜の8時頃、外から戻った同居人が

親指と人差し指の間を8センチ位開いてこう言った。

「外にこん位の子がいたよ」

「え?」

「イーイー言ってた」

「どこ?」

「K村さんちのベランダの前」

「ひとり?」

「うん」


見に行ってみると、K村さんちのベランダ付近には、

誰もいなかった。


辺りを見回しても、

砂利の駐車場は真っ暗で何も見えない。


戻ろうかなと思った時、

「イーイー」

という甲高い声が聞こえた。

目をこらして暗闇を見ると、

すぐ足元の水たまりにちっさいちっさいおかめがうごめいていた。


耳はほぼ立ちあがっておらず

片目が八割開き、片目はかすかに開きかけ。

まだ歩けない為、ハイハイでお母さんを探していて

水たまりにはまった模様。


6月8日だったかな?

近隣の野良ネコの避妊状況、出産状況などは把握していたが

この時期、こんなに小さい子はいないはず。


その後も、検証したが、

やはり、人間によって運ばれてきたのだろう。

野良に紛れ込ませようと、よく捨て猫がある場所ではあったが

この子も捨てられたのだ。


たぶん、数日前に捨てられ、

しばらくは母猫を待っていたのだろうが

いよいよ空腹に耐えきれず、

ハングリー精神旺盛なこの子は、

ハイハイでお母さん探しをしだしたのだろう。

(兄弟も一緒だったのかもしれない)


洋猫の血が入っているその白黒の子の

両方の鼻の穴、耳の中

やっとこ開いてる片目のふちにも、

まだ出たっきりの爪にも、これでもかと泥がつまっていた。


持ち上げると、

「イーイー」(おかあちゃん、しりましぇんかー)

と絶叫したちっちゃなちっちゃなおかめ。


おかめは、男の子だった。


ビスコとなっちゃん

※我が家に来た直後、疲れてずーーーっと寝ていた。

  泥は、一応拭いてみた。


ビスコとなっちゃん

※100グラムくらい。

ビスコとなっちゃん

※拭いても取れないほど、ちっちゃな手足も顔もドロドロだった。

ビスコとなっちゃん

※目がさめたところ。

  鼻の中や爪の中にびっちりつまった泥を見て、

  涙が止まらなかった。

  「本当によく頑張ったね。えらかったね。」


次回から、このおかめが物語に登場致します。



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