か今日は満月で月明かりが眩しいですね。
駐車場からうちまで歩いてるときに、空が23時をすぎてもこんなに明るいのかとびっくりでした。
全ての街の灯りが消えても、今日みたいな夜ならしっかりと歩けそうですね。
最近本棚を整理してでてきたオスカー・ワイルドの短編集。
昔よく物語の絵本を買ってもらっていました。
その中に幸福な王子もありました。
一番思い出深いのは白鳥の湖ですが、幸福な王子は地味に進撃な話しです。
有名な話しですが、要約すると
街のシンボルとして金や宝石でできた王子の像が、海を渡らなきゃいけない燕をつかまえて貧乏人に自分の身体のパーツである金や宝石を運ばせ、全ての金や宝石を貧乏人にあげまくった王子は最後はみすぼらしい像に成り果てて、街のシンボルからゴミになり、燕は南の島へ渡り損ねて死んで、見た目の綺麗さでなく心の綺麗さを天使に買われた2人は天国へ行く
って話し。
なかなかにブラックなこの話しを昔はあんまり好きではなかったのですが、大人になって読んでみると更に恐怖。
だってサファイアの目玉とか金の皮膚を出遅れて急いで島渡らなきゃいけない渡鳥つかまえてひたすら貧乏人の家に運ばせた後に汚いって理由で焼却炉行きになるんだもんさ。
ブラックだー。
結局困っている人の助けに身を呈しても死後の世界にしか救いは無い。
死後の世界があるかないかなんて知らないけど、私は無いと思う。
徳を積んでも悪業の限りを尽くしても、結局死んだら0になる。
だから私はプラマイ0の線を歩きたい。
日本人は言葉にせずとも空気を読むけど、言葉にしなけりゃ行動に移さない風習もあって、欧米では言葉にしてぶつかりあうが言葉にせずとも空気を読んで互いを分かり合う風習がある。
どちらがいーのか考えてみた。
互いが互いの文化を尊重しあえたら、それが一番ベストですね。
だからプラマイ0。
空気と同じ。
私が空気でいる要因。
突出して褒められなくてもいーけど注目も責められるのも腹立たしい。
だからプラマイ0地点。

