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凄い。ヤバい。誰も勝てないんじゃないか——。いま、格闘技に関する話題はジョン・ジョーンズが独占している。
ジョーンズは1987年生まれの23歳。デビューからわずか3年の選手だ。そんなジョーンズがMMA最高峰のイベントであるUFCのタイトルを獲得してしまったのだからセンセーション以外の何ものでもない。3月19日、アメリカ・ニュージャージーで開催された『UFC128』で、彼はマウリシオ・ショーグンを3ラウンドTKOに下し、ライトヘビー級王座を奪取した。それも、圧勝だった。
■「負けを知らない」最強のチャレンジャー。
とにかく凄まじい勢いだった。ローカル大会でプロデビューしたのが2008年の4月。7戦目でUFCデビューを果たし、2010年8月には関連大会『UFC on Versus』のメインイベントに抜擢される。ここで一気に注目度を高めると、今年2月のライアン・ベイダー戦で快勝。試合後の勝利者インタビュー中に、タイトルマッチのオファーを受けた。当初、挑戦者に指名されていたラシャド・エヴァンスの負傷欠場を受けてのことだったが、むしろ大会の話題性は高まった。
ジョーンズの戦績は12勝1敗。
唯一の負けは反則によるものだから、彼がタップしたり、劣勢のまま試合を終えた姿はまだ誰も見ていないことになる。ファンから見た“最強のチャレンジャー”はむしろジョーンズだったのだ。
■相手に隙を与えない、緩急のついた圧倒的な打撃。
開始直後から、試合はジョーンズのものだった。
飛びヒザ蹴り、バックキックなど派手な大技を繰り出したかと思うと抜群のタイミングでテイクダウン。パンチ、ヒジを叩きこみ、立ち上がり際にも顔面に蹴りをヒットさせた。ショーグンが逆襲に転じようとすると、ヒザの関節を狙ったサイドキックで前進をストップ。スタンドでは回転しながらのヒジ打ち、グラウンドでもヒザ十字固めなどで付け入る隙を与えない。
そして3ラウンド、顔面のガードを固めたショーグンにボディブローとヒザ蹴りを冷静に突き刺して、ジョーンズは闘いを終わらせた。残酷なまでの力の差が、そこにはあった。前回の試合でベルトを腰に巻き、キャリアのハイライトを迎えていたはずのショーグンが、今回ばかりは“かませ犬”に見えた。
ジョーンズは、最短ルートでの最高峰登頂に成功した。数カ月前まで「あの選手、将来が楽しみだね」と言われていたのに、今では「誰も勝てないんじゃないか」と囁かれる。
■ジョーダン、ウッズら世界的スターと同じ栄光の道へ。
“ジョーンズ現象”を後押しするのは、彼の大胆なファイトスタイルだ。
193cmの長身と215cmという規格外のリーチから繰り出されるパンチと蹴り、さらに飛び技、回転技を連発する派手な闘いぶりは見る者の目を奪わずにはおかない。ジョーンズは、まるでダンスを踊るように躍動しながら対戦相手に致命傷を負わせてみせるのだ。「華麗な技の基本はYouTubeで独学した」「タイトルマッチ直前、散歩中に車上荒らしの犯人を捕まえた」といったエピソードもあいまって、新UFC王者はMMAというジャンルの新たなアイコンになりつつある。
突然あらわれた無名の若者が、卓越した能力と誰にも似ていないスタイルでシーンを席巻、やがてジャンルの枠を超えた存在になっていく——。ジョーンズは、かつてマイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズがそうだったように、典型的かつ理想的な“スター誕生”の物語を生きている。
(「濃度・オブ・ザ・リング」橋本宗洋 = 文)
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とにかく凄まじい勢いだった。ローカル大会でプロデビューしたのが2008年の4月。7戦目でUFCデビューを果たし、2010年8月には関連大会『UFC on Versus』のメインイベントに抜擢される。ここで一気に注目度を高めると、今年2月のライアン・ベイダー戦で快勝。試合後の勝利者インタビュー中に、タイトルマッチのオファーを受けた。当初、挑戦者に指名されていたラシャド・エヴァンスの負傷欠場を受けてのことだったが、むしろ大会の話題性は高まった。
ジョーンズの戦績は12勝1敗。
唯一の負けは反則によるものだから、彼がタップしたり、劣勢のまま試合を終えた姿はまだ誰も見ていないことになる。ファンから見た“最強のチャレンジャー”はむしろジョーンズだったのだ。
■相手に隙を与えない、緩急のついた圧倒的な打撃。
開始直後から、試合はジョーンズのものだった。
飛びヒザ蹴り、バックキックなど派手な大技を繰り出したかと思うと抜群のタイミングでテイクダウン。パンチ、ヒジを叩きこみ、立ち上がり際にも顔面に蹴りをヒットさせた。ショーグンが逆襲に転じようとすると、ヒザの関節を狙ったサイドキックで前進をストップ。スタンドでは回転しながらのヒジ打ち、グラウンドでもヒザ十字固めなどで付け入る隙を与えない。
そして3ラウンド、顔面のガードを固めたショーグンにボディブローとヒザ蹴りを冷静に突き刺して、ジョーンズは闘いを終わらせた。残酷なまでの力の差が、そこにはあった。前回の試合でベルトを腰に巻き、キャリアのハイライトを迎えていたはずのショーグンが、今回ばかりは“かませ犬”に見えた。
ジョーンズは、最短ルートでの最高峰登頂に成功した。数カ月前まで「あの選手、将来が楽しみだね」と言われていたのに、今では「誰も勝てないんじゃないか」と囁かれる。
■ジョーダン、ウッズら世界的スターと同じ栄光の道へ。
“ジョーンズ現象”を後押しするのは、彼の大胆なファイトスタイルだ。
193cmの長身と215cmという規格外のリーチから繰り出されるパンチと蹴り、さらに飛び技、回転技を連発する派手な闘いぶりは見る者の目を奪わずにはおかない。ジョーンズは、まるでダンスを踊るように躍動しながら対戦相手に致命傷を負わせてみせるのだ。「華麗な技の基本はYouTubeで独学した」「タイトルマッチ直前、散歩中に車上荒らしの犯人を捕まえた」といったエピソードもあいまって、新UFC王者はMMAというジャンルの新たなアイコンになりつつある。
突然あらわれた無名の若者が、卓越した能力と誰にも似ていないスタイルでシーンを席巻、やがてジャンルの枠を超えた存在になっていく——。ジョーンズは、かつてマイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズがそうだったように、典型的かつ理想的な“スター誕生”の物語を生きている。
(「濃度・オブ・ザ・リング」橋本宗洋 = 文)
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