300年前に手負いの鹿が温泉で傷を癒やしていたことから

「鹿の湯」名付けられ、その後「酸ヶ湯(すかゆ)」へと変化したそうです。

 

陽が射していると白骨温泉のようなきれいな青色です(朝撮影)。

万座や草津のような強い硫黄臭はなく、ふんわり硫黄臭で、

気のせいか酸っぱい匂いもします(嫌なニオイではないです)。

そして、何よりも「足元湧出」が特徴です。

 

 

ヒバ千人風呂

酸ヶ湯温泉と言えば、やはり混浴のヒバ仙人風呂、柱が一本もない大きな浴室です。

手前側がねつ湯浴槽で、浴槽内41度程度。

奥が四分六分の湯で、浴槽内42度程度。

 

 

 

 

--四分六分(しぶろくぶ)--

四分六分の湯は入ると熱湯(ねつゆ)より熱く感じますが、温もりの持続が熱湯(ねつゆ)より短く、四分から六分ぐらいの温まり具合になると言われて、その名が付けられました。

 

 

 

 

ねつ湯のみが足元湧出でしょうか。湯口はありません。

 

 

 

 

階段の先は男性用の脱衣所です。

 

 

 

 

温泉で濡れた手で顔を触ると目にピリピリと染みるほどの強酸性なので

お肌の弱い人は様子を見ながら入ったほうが良いかもしれません。

そして、レモンスカッシュですか?と思うほど酸っぱいです。

 

 

 

 

自家源泉5本を使用し、すべての浴槽にそれぞれの源泉を使用しています。

もちろん完全かけ流し。

 

 

 

 

 

元気が出るお水が出る蛇口や

(ずっと触っていられないほど冷たいあせる

 

 

 

 

 

かぶり湯

 

 

 

 

うたせ湯もあります。

 

 

 

 

 

 

 

写真右側は女性専用エリア。

夜の20時~21時と、朝の8時~9時は浴室全体が女性専用タイムです。

※湯浴み着用可能。売店でも売ってます。

 

 

 

 

混浴エリアからは見えないようになっています。

 

 

 

 

女性専用エリアから見るとこんな感じ。

 

 

 

 

階段上の扉を開けると女性用の脱衣所エリア。

 

 

 

 

階段の上から混浴エリアの様子もチェックできるのが良いですね。

 

 

 

 

シャワーやカランはないので、冷の湯で体を流してから大浴場に入ります。

 

 

 

 

混浴エリアから見えないように入った場合の眺めはこんな感じ。

お湯が白濁で、湯浴み着用可能なので混浴のハードルは低めと思います。

 


 

 

酸ヶ湯温泉は、以前は女性用との仕切りが無くオープンだったようですが

女性でも入りやすいように仕切りを設置し、境界線を作ったようです。

浴槽内は何となく男性エリアと女性エリアに分かれています。

はみ出してるおじいちゃんも居ましたが ほっこり

 


 

 

22時からお湯を抜くので朝まで入れないとの掲示があったため

22時半に様子を見に行きました。すでに結構お湯が減っており、腰掛ける部分が露出していました。

 

 

 

 

一番風呂に入りたい!

何度か様子を見に行き、1時過ぎにはもう入れるようになっていました。

「熱いので入れません」の掲示はありましたが、良い温度でした。

 

 

 

 

入れたての温泉は、透明度があり、浴槽の床はキュッキュッと音が出そうなくらいツルッツルでした。

朝にはもう床のキュッキュッの触感は消えていたので

換水のタイミングで訪れることができてラッキー 音符

 

 

 

 

 

 

長野の片倉館や千葉の金谷旅館の "千人風呂" よりやや小ぶりでした。

 

 

 

脱衣所には2層式の洗濯機があり、湯浴み着の脱水ができるので助かる音符

 

 

 

 

 

 

 

 

強酸味のインパクトのあるお湯で、大きな木造のお風呂に浸かることができ大満足でした。

300年守り続けている大切なお湯に浸からせていただき、感謝です。

混浴タイムに入浴している女性はほとんど居ませんでしたが湯浴み着着用可能なにごり湯なので、ハードルは低めです。湧出量は不明ですが、お湯はとても新鮮でした。

 

 

 

お湯情報

●四分六分の湯
泉質:酸性・含鉄・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉[硫化水素型](低張性酸性高温泉)
泉温:63.8度
PH:1.5

●鹿の湯、冷の湯(大)(小)混合泉
泉質:酸性・含鉄・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉[硫化水素型](低張性酸性高温泉)
泉温:57.6度
PH:1.5

●熱湯
泉質:酸性・含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩塩化物泉[硫化水素型]
泉温:50度
PH:1.7

 

 

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