湯量豊富な山梨の中でも屈指の掛け流し量を誇る玉川温泉。
※秋田の玉川温泉ではありません
外観はピンクからグレーにチェンジ。
飾りっ気の無い、冷たい雰囲気の脱衣所。
浴室内はいつもモクモク。
前回訪れたときから10年以上経っており、床や壁の色が温泉成分でこげ茶色に変色しているため薄汚れたように見えてしまう浴室。
奥のメイン浴槽は、うすーい黄色で湯口ではしっかりした鉄臭あり。弱塩味。
含食塩重曹系の単純泉で総計1016mg。
お湯が絶えず大量に入れ替わり、わずかに泡付きもあります。
湯温は40度程度のぬる湯ですが浴室内がモクモクしているので長く入っているとのぼせ気味になってしまうんですよね・・・。
玉川温泉の楽しみは、とにかくドバドバ掛け流し。
これでもかと言う勢いで惜しげもなく排水されていきます。
玉川温泉の湧出量は毎分244リットルです。
毎分244リットルと聞くと、甲府周辺で考えれば普通もしくは少ない部類ですが
玉川温泉は内湯のみ、かつ湧出している分はすべて使い切っているとのこと。
(男女に分かれているので)毎分約120リットルあれば、これだけドバドバ掛け流せるんですね。
私の好きなみゆき温泉は自噴で毎分1600リットルなので、
全部掛け流したら流れるプールのようになってしまうのかもしれない
小さい浴槽は浴槽内の側面からお湯が出ています。
お湯が薄黄緑色の白濁になっていて、空気が混じったジェットバスのようにも見えますが、館内の掲示には
「白濁するほどのガス発泡を伴うときがある」と記載があります。
素人の私には空気を混ぜているのか、ガス発泡なのかよく分かりませんでした。
こちらの湯温は41度程度(前回はこちらが38度程度のぬる湯浴槽でした)。
掛け流し量が多くて排水が追いつかず、浴槽の外で洗面器がプカプカ浮いてしまうのはいつものことで、
今回もトライしてみようと思いましたが、常にお客さんが2,3名出入りしていたので遊ぶのはやめました
館内の階段にはお雛様
浴室を出口にある休憩スペースには
お客さんのコメントノートがあり、すべてのコメントに施設の方からの返事が記載されていました。
達筆!
温度に恵まれている上に、源泉をすべて使い切るという潔さに脱帽です。
施設情報
源泉名:玉川温泉
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性弱アルカリ性温泉)(旧泉質名:含重曹-食塩水)
泉温:41.5度
湧出量:244リットル/分
PH値:7.7
その他:微黄色透明、鉄臭、微塩味
入浴料:¥500
日帰り営業時間:9:00-21:00