私の人生のおっきな目標が

こんな形でちょっぴり叶うなんて。

 

こんにちは!

大本絢子です。

ご訪問ありがとうございます♡

 

初めましての方はこちらからどうぞ♡

妊活中の方はこちらも(私の不育症体験)

 

 

前回からの続きです。

 

福岡市さま主催のセミナー

「これからの自分らしいキャリアデザインのヒント」にて

パネリストとして登壇させて頂いた時のお話です。

3本立てでお送りしております。

ハートピンクセミナーの概要とトーク内容①

ハート紫トーク内容②と終了後の涙⇦今ここ

ハートピンク質疑応答で言えなかったこと

3本の記事を通して、

 

キャリアデザインのヒントを得て頂いたり

前向きな気持ちになったり

人生を本気で楽しむ!という生き方のサンプルを見ていただけたらいいなと思っています。

 

 

 

では、トーク内容②に入ります。

(ちょっとヘビーな内容もあります。

重かったらスキップして下さいね)

 

 

トーク内容②

 

Q ライフイベントと仕事の両立で大変だったことは?

 

ハートピンク単身赴任から始まった結婚生活
 
結婚式翌週に夫が一人で赴任先へ引っ越すという、
2012年時点ではちょっと珍しい夫婦でした。
私は周囲から「どうして辞めないの?」と言われ続け、
働き続けたい気持ちをわかってくれる人がほとんどいなくて肩身が狭かったです。
特に女性から
「なんでついていかないの?」
と言われるのが辛かったです。
また、夫や夫の両親に対しても申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 
 
ハートピンク不妊・不育症治療と仕事の両立 
 
不妊治療中は、平日だろうと
生理周期の関係で通院となるため、
毎月の有休・時間休が本当に多かったです。
自分が不妊・不育症であることに自責の気持ちが強く、
他の女性社員が1人目2人目と産休・育休に入っていく中、
自分は不妊治療をしていることが恥ずかしくて悲しくて、
不妊治療をしていることはほとんど周囲に言えませんでした。
 
いつも「体調不良」だと嘘をついて休んでいました。
頻繁に会社を休むのが辛く、
注射だけの日などは昼休みに病院へ行って、
ご飯も食べられず、
時間ギリギリに泣きながら戻ることもありました。 
 
また、私は流産が多く、
初期のつわりも毎回あったので、
本当に体調不良のことも多く、
業務に集中できていませんでした。
 
ミスが増え、休みがちで、本当のことも言わず、
とても迷惑な社員だったと思います。
 
それだけが原因ではありませんが、
同じ部署の女性社員達との人間関係が悪くなり、
事実無根の投書をされたり、
聞こえる距離で話しかけているのに聞こえないふりをされるなど、
会社に行くのが本当に辛かったです。
 
※でも、自分らしさを失わないために、
無視されるとわかっていても
挨拶や業務上必要な声かけを行って、
手帳に「自分らしさポイント」を貯めていました。
100ポイント貯まったら
プラダのバッグを買おうと思っていました。
だんだんポイントを貯めるのが楽しくなり、
無視されることが気にならなくなりました。
 
毎日があまりにも辛かったので人生を見つめ直し、
うまく子どもを授かる人生をプランA
子どもを産めなくても起業して成功し、
自分らしく毎日を楽しむ人生をプランBとして設定しました。
 
不妊治療は続けながら、
プランBの人生を思い切り楽しもうということで、
できる範囲のことから起業活動をやってみたり、
ずっと行ってみたかった東京のイベントに行ってみたり、
海外旅行に行ったりと、
本気で人生を楽しむうちに、
不妊の悲しみも職場での辛さもかなり軽減しました。
 
プランAでもBでも、どっちでも幸せ!
と思えるほど毎日が充実していて、
辛かったことも色々ひっくるめて、
自分の人生を愛おしく思えるようになっていました。
 
ハートピンク不育症と就業継続の困難
 
娘を妊娠できたとき、
今までにない妊娠週数へと進んでいって、
自分の不育症の体質が、
他の人より流死産のリスクが高いということが不安でたまりませんでした。
 
妊娠初期は、
上司の配慮で長期休暇を取らせてもらいました。
でも、有給や色々な制度を使い果たし、
もうこれ以上休めない、となった時、
職場復帰するか、
辞めるか、
という選択をしなければなりませんでした。
 
私は、辞めずにまだ働き続けたかったのですが、
過去に3度、働きながら流産を経験しているので
職場復帰することが怖くて怖くて…。
 
出産経験のある上司は、
つわりに対する理解と配慮はとてもよくしてれたのですが、
不育症に関しては「気持ちの問題」と言っていて
私が復帰に悩むことが理解できないようでした。
 
産院の医師に相談しても
「流産は一定数起こる仕方のないこと」
と割り切っていて、
こちらも不育症に理解がありません。
働きながらストレス下で妊娠期間を過ごすことについて
大丈夫とも
リスクがあるとも
どちらとも言ってくれませんでした。
 
自分で不育症の書籍を探してみても、
高価な医学書の中にほんの少し記載があるだけで、
一般向けの不育症の書籍は
2018年当時、日本で1冊しか発行されていませんでした。
 
上司からも医師からも理解されず、
関東や関西の不育症に詳しい医師に面会に行くには
移動がまた流産のリスクとなるため断念。
 
夫婦で不育症の書籍1冊を読み込んだ上で、
働き続けることはリスクであると判断し、
退職を決断しました。
 
在職中、他の女性社員の産休・育休に
何度も「お互い様」の気持ちで協力してきたつもりが、
いざ自分が出産する時には退職せざるを得ず、
子育て面で充実していた社内制度も使えなくて残念でした。

 

 

Q 将来の夢や今後やりたいことは?

 

ハートピンク自分のステーショナリーブランドを立ち上げ、使う人のモチベーションを上げたり、自己実現を助けたりして、その人の人生を変えられるような文具を作ること。

 

ハートピンク自分のステーショナリーブランドでグローバルに成功すること。

 

ハートピンク自分らしさを活かして人の役に立ち、みんなで豊かになっていくこと。

 

ハートピンク娘が誇れる母になること。image

初めてのフルマラソン挑戦の時も、

この目標を心の支えにして走ったっけ。

 

ハートピンク映画『Yesman』に出てきたヒロインのアリソンのように、

好きなことを自由に楽しみながら仕事と組み合わせ、

遊び心を持ち続ける人でありたいです。

今は文具起業を目標にしていますが、

いつかカリグラフィレッスンやハンドメイドも並行して楽しめたらいいなと思います。

 

ハートピンク私の経験や言葉で、ほんの少しでも誰かに勇気や希望を与えること。

(今回の登壇も、そのチャンスをいただけたと考えています、ありがとうございます。)

 

 

Q 起業を目指す人へのメッセージ

 

(まだ起業できていないので、

過去のどん底期だった自分へのメッセージという意味で)

 

ハートピンク読書のすすめ

 

本を読む習慣がない方は、

ぜひ本屋さんへ行って

興味のある本やお悩み解決のヒントとなる本を読んでください。

 

私は退職後に読書の素晴らしさに気づき、

「在職中に本を読めていたら、

ほとんどの悩みが解決していたな」

と思います。

ネット検索で知った気になっていた過去の自分を恥ずかしく思います。

 

本を読むのが遅いとか苦手だという方は、

本田直之さんの『レバレッジ・リーディング』

という本がお勧めです。

 

読書を投資と考え、

効率的にビジネス書を読むコツがつかめます。

(私も今まで本を読むのがとても遅く、

読んでも読みっぱなしで忘れてしまっていましたが、

この本を読んで以来、

効率的に本からエッセンスを学び自分に活かせるようになってきました)

▶︎概要と感想はこちらの記事で詳しく書いています

 

 

また、村山昇さんの『働き方の哲学』

という本もお勧めしたいです。

 

会社員・起業にかかわらず、

働く上で誰もが悩んだり困ったりすることを

全方位でカバーし、(本当に全方位なんです!)

具体例を交えて前向きにアドバイスしてくれる本です。

▶︎概要と感想はこちらの記事で詳しく書いています

 

 

ハートピンク人生を本気で楽しむ!

 

どのような働き方をなさるにしても、

ご自分の人生を、

本気で、

思いっきり楽しんでいただきたいと思っています。

 

自分が本当はどうしたいのか、

自分の心としっかり向き合い、

行動を起こせば、その先に、

予想以上の未来が待っているんじゃないかと思います。

 

不妊治療のように、

努力だけではどうにもならない分野で行き詰まりを感じていらっしゃる場合は、

それがうまくいかなくても最高の人生になるよう、

人生のプランBを考えてみて下さい。

本命のプランAを実現させるための行動は維持しながら、

プランBを並行して楽しめば、

「どっちになっても幸せ」と思えると思います。

 

皆様がそれぞれご自身の人生を愛おしんで

充実した日々を過ごされますよう祈っています。

 
image

 

 

終了後の涙

 

セミナーが終了し、

参加者のみなさんが席を立ち始めた時、

一人の女性が私のところに来て、

 

「大本さん、今日はありがとうございました。

 辛い体験を人前で話されてすごいですね。

 お話を聞いて、勇気づけられました。」

 

というような言葉をかけて下さいました。

 

すると、他の受講者さまも来られて、

起業活動のことで質問されたり、

手帳の中身を紹介したり、

(手帳のデコレーションサービスに驚かれた方が多かったようです)

受講者さんの個人的なお話を伺ったり、

 

かれこれ6、7名の女性と直接お話ししたように思います。

ありがたいことに、

複数の参加者さまに囲まれてブワーっとお話ししたので

うれしいやら質問たくさんやらで、いっぱいいっぱいでした。

 

この日のために作った自作の名刺も、

何枚かお配りしました。

 

 

最後の受講者さまとお別れし、

控室に戻ったらもう、

ウルウル…!

 

嬉しくて感動で、胸がいっぱいでした。

帰りの電車でも涙が出ました。

 

 

 

私は今回のセミナー登壇にあたり、

「どなたかお一人にでも勇気や希望を与えたい」

という目標を掲げていました。

 

まだ何者でもない私に、

誰かを勇気づけられる自信なんて

全くありませんでした。

というか不安しかなかった。

 

 

何度もイメトレしたり

旦那さんに手伝ってもらって

何回か模擬セミナーをしたりして、

毎日練習して、

たくさん準備して臨みました。

 

「どうか、私の経験がお役に立てるように…!」

という気持ちが強すぎて、

緊張しすぎたり、

無理して夜遅くまで練習した日もありました。


 

 

私が誰かを勇気づけるなんて、

すごく難しい目標だと思ったけど、

今回のセミナーで、

ちゃんと叶った。

 

しかも、一人じゃなく、

複数の方から嬉しいお言葉をたくさんいただいて。

 

 

もう、本当に胸がいっぱい。

 

 

名刺をお渡しした方々から、

終了後にもたくさん

光栄なメッセージを頂いて、

 

終了後のアンケートも好評で、

もちろん私だけの話ではありませんが

参加者のみなさんが前向きになって帰っていかれたようで、

本当によかった。

 

 

「たくさんの人に勇気や希望を与える」という

私の人生の目標が

ほんの少し叶いました。

 

 

このような経験の場を与えてくださった

福岡市さまには

本当に本当に感謝でいっぱいです。

 

 

あとは、

このブログをコツコツ続けて

少しでも読んでくださった方の勇気や元気になれるよう

地道に頑張っていこうと思います。

 

育児で更新頻度が下がってしまいましたが

これからもよろしくお願いいたします。

 

 

さて、

次回は質疑応答で言えなかったことをお届けします。

ハートピンクセミナーの概要とトーク内容①

ハート紫トーク内容②と終了後の涙

ハートピンク質疑応答で言えなかったこと⇦次ここ

本当は、ブログに書くかどうか迷ったくらい
恥ずかしい過去の話です。
 
でも、質疑応答や事前に伺っていた質問内容から察するに、
過去の私と近いお悩みをお持ちの方は多いのかもしれない、と思い、
ブログに書くことにしました。
 
 
また少々お時間をいただきますが、
何か少しでもご参考にしていただけるよう、
心を込めて書かせていただきます。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

お読みいただきありがとうございます。

 

大本絢子