引き戸を開けると、いつものように「いらっしゃいまし」と親方、女将、兄さんたちが迎えてくれた。
今週は送別会で毎晩のように呑んでいるから、今日はビールでのどを潤すのは自重。

私の他に二人の客が相前後して入ってきたので、親方は無口になって魚を切り、鮨を握った。
今日の握りは、白身(何の魚かは不明)、鮪、生の海老、鯵、貝柱の軍艦、穴子、鉄火巻き、干瓢巻き、そして玉子焼き。
握り7つと巻き物がここの一人前であり、ここのすし飯は甘くない。

追加でいただいた小肌は、酢の味がまろやかになり、魚の味がジワッと口の中に広がってきた。
かなり時間をかけて〆ているにちがいない。