
滑らかでしっとりとした優しい演奏だ。
ハイティンクってこんなだったかな? 4番や8番とはかなり異なった印象をもった。
神経質になってギスギスしたところがなくて、何と表現すればいいのかなぁ……、「大人の演奏」かなぁ。
ところが後半、とくに第3楽章のスケルツォはなんだかゴツゴツしていて、乱暴なリズムを突然刻むのである。
ここはヴァント盤とはまったく印象が異なる。
版が異なるのだから当然のことなのだ。
ヴァント盤は1898年の第3稿、そしてこのハイティンク版は1877年版なのである。
どっちが好きかと言われても、即答には困る。