オーボエの宮本文昭さんがケルンで主席になりたての頃、リハーサルでヴァント氏の『しごき』をうけたことがある、と著書の中で書いている。この盤のオーボエはもしかしたら宮本さんかも知れない。
□あまり理屈で考えずに、直感的に聴いて楽しむこと。
□部分と全体は不可分であること。
□気に入らないところ(減点)を探すのではなく、楽しめるところ(加点)を探す。
以上を心がけているつもりだが、なかなかできなくて反省。
さてこの盤だが、第一楽章は何をそんなに急いでいるんだろうと思う。
その反動か、第二楽章のあたまは妙にねばっているようだ。
全曲を通して、楽器の音がクリアでよく聞こえる。
画像処理でいうなら「アンシャープマスク」フィルタを極端にかけてしまった感じなのだ。
悪口ばかり並べたみたいだが、この演奏はなかなかいい。