ブル9.チェリすごい演奏だ。
例によって執拗に上へ上へと歩みを進めて行く。
高音のメロディーや金管が派手に鳴らしている陰で、弦が何かに憑かれたように必死に刻んでいるのが判ったりする。
アダージョは、途中で止まって(死んで)しまうんじゃないかと心配になるくらいゆっくりだ。
ずっとここに浸っていたくなる。
さて聴衆の拍手は、演奏が終わってだいぶ経ってからなりだす。
それは拍手をすることで現実に引き戻されるのが惜しかったからかもしれない。