ブルックナー: 交響曲第7番ホ長調. ブロムシュテット指揮, ドレスデンsk気がつくと旋律の後ろで弦楽器がひたすらトレモロしている。ヴァイオリンやチェロは旋律を気持ちよく弾くことが多いが、ヴィオラはあまり気づかれない地味な存在だ。この盤で透明感や寂寥感を味わうには、音量を少し絞って聴くのが良さそうだ。第1、第2楽章は、一人で山を上って行く感じ。その山は緩やかだが、人を寄せ付けないような岩肌を遠くに見る。ところがこの曲は、第2楽章で上りきってしまうのである。第3、第4楽章は、やっぱりつながり方が不自然に感じてしまう。