夜も更けようとしている暗い道通り

一点の明かりの中から

とんとんかんかん

金槌の音が聞こえてくる

明かりと音に引き寄せられるように中を覗き込むと

数人の男達が忙しなく働いている

開店準備だろうか

五、六人がかけられるであろうカウンター

その奥には調理場らしきステンレスの壁が見える

何屋さんなのか

と 外に目をやると

工事用の照明を浴びた“シーサー”がこっちを睨んでいた