一段、二段、三段・・五段、六段と

少し前屈みに少し足早に

家路をいそいでいるのだろう

さわさわさわさわ・・・

鞄と同じ右手に持った夕ご飯の食材の詰まった

買い物袋がリズムよく囁いている

その音に誘われて

闇夜に帰る風があとを追いかけていった