赤十字社の救急法基礎講習という、一次救命処置となる心肺蘇生法(心臓マッサージや人工呼吸)・AEDの使い方などを学ぶ講習会に参加して来ました。

なぜこの講習会に参加したかの説明は今回は省略しますが、これを学ぶ事によって、もし自分の周りで何かが起きた時にどういう行動が必要になってくるのか、という事を身に付けられます。

そして何よりそれが家族であっても他人であっても、同じ人間として、人を助けるという事。

赤十字社が理念としている『人道』についても考えさせられました。

学科やら実技やら検定やら約4時間のみっちりとした講習ですが、決して難しい事をしているわけではありません。

とにかく、自分の為にも身に付けておこうという気さえあれば誰でもすんなり(?)パス出来る内容ではあると思います。

そして清々しい気持ちで講習会場を後にし、今日は天気も良かったので会場近くにある大阪城を散策に行きました。

大阪に住んでもう丸5年になりますが、改めて大阪城を見に行ったのは何気に始めてでした。

そして大阪城近辺を観光する人やらジョギングする人やら犬の散歩や釣りに勤しむ人、晴れた空をバックに堂々と佇む大阪城を横目に歩きながら、あぁ、なんて日本は平和で良い国なんだ…とぼんやりと考えながら今日も1日があっという間に過ぎて行きました。


前置き長すぎですがここからが本題。

そんなアタシの平和で平凡な時間の裏で今日、あんな凄惨な事件が起きていたなんて…。

さっきニュースで知って愕然としたし、怒りだか悲しみなんだか絶望なんだか良く分からない気分になった。

そして何よりも。

ある人の日記で目にした信じられない現実。

被害に遭ったある女の人が大量の血を流して倒れていたけど、周りには助けるわけでもなく、携帯で写真に収めようとする人だかり。

助けようとした人はその人だかりのせいで彼女の傍に行くことすら出来なかった…。

ねぇ、何で?

何でそんな事が出来るの?

あなた達それでも人間なの?

その事実が何よりもショックで涙が溢れて止まらなかった。

そういう人がいるのがおかしいって言ってしまうのは簡単だけど、それだけでは済まされない問題だと思う。

未来ある多くの人の命を一瞬にして奪った犯人。
その犯人と同じくらい冷酷で理解に苦しむ考えを持った人が増えてる証拠なんじゃないかな。

そういう人間がいる限りこういう残虐な事件は無くならないだろうし、本当の意味での平和な日本にはならない気がする。

今日学んだ人道の理念。

運転免許と同じくらい日本人が持たなきゃいけない考えなんじゃないかと思えてくる。


此処でアタシが何を言っても本当に本当に無力だけど。

1人でも共感してくれる人がいれば…と思ってこの日記を書きました。

そして。

今日、望んでもない最期になってしまった方々。
遺族の方のお気持ちを想うと本当に胸が痛みますが…。

ご冥福をお祈りいたします。

最後に…お怪我をされた方の一日も早い回復を祈っております。

6月8日