すみとです。
夜道を歩いていたら、かえるがいたのだ。
歩道のどまんなか。
普通やったらみんな、
うおー とか
きもちわるす! とか
ゆーよね。
それが正しい反応、なのかも。
でも、なんかその子が
どうやらひかれちゃってるみたいで
血を流していたの。
でも死んじゃってなくて
まだ頑張って動こうとしてて。
僕はいつまで経っても気がかりで
むーん
ってなってて
でも友達と一緒にいたから
僕は先に進んだのだ
ちょっと戻って
歩道の脇によけてやろうかと思ったけど
人間の常識やら
友達の常識やら
もしかしたら自分の理性か本能が
じゃまをして
僕は触れなくて
色んな感情にさいなまれて、どうしていいかわからず
ただ何度か振り返りながらも、先を歩いてしまったよ
彼はまだ歩道のどまんなか
猛スピードの自転車にふまれてしまうかもしれない
今も胸が苦しい
あー
なんで僕はあんな些細な命が救えなかったのだろう
病む病む
でもそんな僕も
平気で蚊やゴキちゃんを殺すよ
蚊やゴキちゃんを殺そうとする人って必死だよね、みんな
当たり前だけど。
そんときの頭の中には、こわいけど
ほんの一瞬だけど
その人の脳内が、「殺」という感情で埋め尽くされるわけだよね
こわいよね
でもかえるくんには
また別に、命があると思ってて
でも命の重さを勘定してはいけなくて
あー
だめ
もう
大人になれないすみとさん
板橋区のかえるに想いをはせる。
救えなくて、ごめんね。
きみのいのちは無駄にしないから。
僕は、きみのいのちを絶対に無駄にしない。
かえる一匹の生死は
十二分に、人間ひとりの生死に等しい。
救えるいのちを、見捨てたりはもう絶対しない。
ありがとう。
おやすみ。


