税金の使い方を知らない習志野市。古い跨線橋修復するのに40億円以上も使う!?

9月議会にこんなとんでもない議案が提案されています。

歩行者と自転車(及びバイク)だけが通れる狭い跨線橋を、40億円以上かけて修復する、という「超ムダ使い」工事です。

長年大久保方面に抜ける都市計画道路建設計画があったのに、市役所は白紙にしてしまい、途中で行き止まりの「へんな道路」計画にしてしまった

 

 

より一部引用して見ると…

地元もビックリ!便利になるはずだった都市計画道路の「橋」と「道路」が廃止されてしまった?

当初は国道14号線から北に延びた都市計画道路が梅林園の方に延びた道路と合流する予定、ということで地元の方たちも「長年の悲願が実現する」と喜んでいましたが、習志野市がこの道路計画を変更してしまいました。

下図の黒い太線の部分に橋と道路ができて、京成大久保駅から梅林園につながる道路と連結するはずでしたが、市の言う通り丸ごと廃線になれば、道路が北と南に寸断されることになります。

「都市計画道路が出来たら、鷺沼から鷺沼台、花咲、大久保、大久保方面に抜けられるようになる」と喜んでいたのに、野村不動産のマンション計画のために、その道路が廃止されてしまった?

野村不動産のマンション計画のために、みんなが待ち望んだ道路が廃止された!鷺沼住民の失望の声 - 住みたい習志野

もともとの計画は下図の青線のように、鷺沼住民の悲願である「鷺沼から鷺沼台、花咲、大久保、大久保方面に抜ける道路」ができる計画でした。

ところが、この道路の先に野村不動産のマンション建設計画が持ち上がり、そのマンション計画に合わせて(マンションエリアが都市計画道路で左右にわかれると、高く売れなくなる?)道路が上の赤線のように西側に大きく曲げられ、マンションのところで行き止まりになる、というおかしな道路計画にされてしまいました。

下の図の「計画の見直しによりこの区間の計画が廃止に」と書かれた部分の道路が廃止されてしまったのです。

(区画・再開発通信)

地元では「道路計画をやめないで」という署名運動が行なわれましたが、その声は行政に受け入れられませんでした。

当初の予定どおりだったら、市の負担は25億円弱で、子孫に残せる立派な都市計画道路ができていたのに…

都市計画道路整備、当初の計画なら総額110億円(国負担60.5億、県負担24.75億、市負担24.75億)でちゃんとした道路ができるはずだったのに、その道路をつぶして、歩行者と自転車しか通れない(救急車も、消防自動車も通れない)古い跨線橋修理に40億円(国負担22億、市負担18億)も投じる習志野市。(野村不動産のマンションエリアの中にこの古い跨線橋があるので、これも野村不動産のための修理工事?)しかも40億円ものムダ使い!15階建てのマンション6棟が建設予定ですが、その間の跨線橋を通る小さな子どもは、ビル風で線路に吹き飛ばされないか心配です。

税金の使い方を知らない、今の習志野市。市民の利益より不動産業者の利益を優先する「不動産行政」、何とかしてもらいたいものです。