習志野市の下水道課 不正常態化か

黒塗り多数の「報告書」 信頼回復の姿勢感じず

(朝日新聞の記事から一部引用)

指示なくても部下も不正 黒塗りの報告書から見えた習志野市の問題:朝日新聞デジタル

習志野市の下水道課の不正事件、朝日新聞の情報公開請求に調査報告書を公開したそうですが、「3分の2以上は『黒塗り』で、市が『不適切な事務処理』とした手続きの内容も開示せず」との報道が1月17日付の朝日新聞でなされています。

同紙によると、
公開された文書には
「平成30年度の■について主幹(■)が■することを最優先に考え、支払いは■に上乗せして支払う手法を判断・実行したこと」とし、契約手続きをしなかった業務や上乗せされた契約内容なども伏せられた

 

宮本泰介市長は昨年11月の定例記者会見で、組織的な不正だったことを認めず
「組織的というのは、課全体で話し合って合意して行うもの」と、苦しい言い訳をしていました。

 

 

 

このことについて、朝日新聞の同じ記事の中で、元安孫子市長の福嶋浩彦・中央学院大学教授(地方自治)の下記のコメントが紹介されています。

課長、主幹、係長、担当職員が関与しており、市民からみれば、明らかに組織的な不正。組織性を認めないのは市民の常識とずれている。市民の信頼回復のためには、事実関係をできる限り説明することが大切だが、黒塗りが多く、信頼回復への姿勢を感じられない。また、下水道課が求めたとはいえ、業者は虚偽の見積書を作っている、市民からみれば市と一緒に不正をしたことになり、業者名も公表する必要があるのではないか。

明日18日10時から市役所2階で、この問題での監査請求について陳述があります。傍聴可能です。

下水道課の不適切な処理に関する住民監査請求に係る証拠の提出及び陳述の実施について|習志野市ホームページ