虐殺つづく「ガザ」

 

イスラエルによるガザ虐殺が続いています。メディアでは「2024年10月7日のハマースによる攻撃によって、イスラエルによる攻撃が始まった」と報道されました。

イスラエルはシオニストによる植民地国家。日本の植民地国家「満州国」と同じ

しかし、パレスチナへの攻撃はイスラエル建国(1948年5月14日)直後の5月15日に始まりました。パレスチナではこの日を「ナクバ(大惨事)の日」としています。イスラエルは大日本帝国が植民地として支配した中国東北地方の「満州国」と同じです。イスラエルという国はシオニストによる植民地国家と言えます。

占領者(植民地国家イスラエル)による被占領者たちへのジェノサイドを「自衛」と見るのは間違い

パレスチナに居住していた約70万人の人々はイスラエル建国によって難民となりました。その後の中東戦争でヨルダン川西岸とガザ地区に押し込められて圧迫されてきました。パレスチナ人は民族解放の組織をつくりイスラエルの圧迫を除こうとしてきました。現在のガザ虐殺を「イスラエルの自衛」と見るのは間違っています。

1948年から続くパレスチナ民族絶滅の暴力。欧米諸国やシオニスト(ユダヤ人の中でもパレスチナ人絶滅をかかげる政治集団)の責任は大きい

少なくとも1948年からのパレスチナ民族絶滅の動きの中で理解する必要があります。イスラエル建国に関わったイギリスなどの欧米諸国やシオニストの責任は大きいと言わざるを得ず、パレスチナ問題解決の責任から逃れることはできません。

かつて日本は「平和憲法」を持つ国として中東でそれなりの立場がありました。日本は当事者ではない立場から発言することができることを忘れてはなりません。日本国憲法前文にあるように「国際社会において名誉ある地位を占めたい」を基調に行動することが重要です。(近)

 

イスラエルの「社会的平等・女性の地位向上大臣」メイ・ゴラン氏の発言

「私はガザを廃墟にすることに個人的には誇りに思っています。そして、すべての赤ん坊が、たとえ80年後でも、ユダヤ人が何をしたか(ユダヤ人に逆らったらどういう目にあうか)を孫たちに語りつぐことになるでしょう。」